装甲騎兵ボトムズ

何年か経てば、また別バージョンのボックスがリリースされるんでしょうね

こういう切り口で「ボトムズネタ」に触れることになる日が来るとは思ってもいませんでした…は言い過ぎで、多少の懸念は抱いていました。

装甲騎兵ボトムズに対する思い入れは人一倍あります(私がトップだとか、唯一無二、随一、と云っているわけではありません)。

高校1年(1983年)で郷田ほづみさんにファンレターを贈り、サインを頂き、ギルガメス文字をマスターし、プラモデルを作り、ダイキャストモデルを購入し、サントラ&The MUSIC of VOTOMS をそろえた。
ビデオデッキがない時代にリリースされたビデオソフトを購入するほどの財力もなく 忸怩たる思いで「ザ・ラストレッドショルダー」の試写会に臨み、大画面に映写された「回るターレット」を観て感激のあまり失禁しかけた。

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レッドショルダーのドッグタグが欲しくて(当時を以てもまだ)ビデオデッキがないのに「ビッグバトル」のビデオソフト購入。

「野望のルーツ」試写会に参加し、高橋良輔監督に「質問」するも回答を保留され、22年後の「ボトムズナイト」で再度質問して漸く回答を得る。

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1991年には「どんな商品が欲しいですか」というWAVE-PXのアンケートに「アーマーマグナム」と回答。まさかと思いましたが「実現」させてしまいました。

話が前後しますが郷田ほづみさんとは2008年12月21日に阿佐ヶ谷で「25年越しの初対面」を果たす。

さらに話が前後しますがLD-BOX(テレビシリーズ&OVA(当時分))も購入したし、(22周年の時の)DVD-BOXも購入しました。

赫奕たる異端、孤影再び、幻影篇、ペールゼン・ファイルズ…すべて購入・視聴しました(メロウリンクはレンタルです。認めないわけではないのですが キリコの出ないボトムズに食指は動きませんでした)。



ただ、時間が経つにつれて、見方、というのは変わってくるものですよ(自分でも意外なのですが)。

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巷間云われているほどにボトムズは「リアル」なのか。
ええ、ATはリアルな作りに見えますね。いまだにそう感じていますし サントラの特典ポスターの画像を見るだに、当時の「ときめき」は思い出せます…し、限りなく当時と同じ心境に戻れます。

他方、設定はどうだったのでしょうか。
私の好きな男性アニメキャラの常に先頭を走っているキリコ・キュービィですが、彼のどこに惹かれたのかと云えば「名もなくありふれた 組織の最底辺を這いつくばり、組織に捨てられた男が徒手空拳に近い状態で危難を切り抜け、唯一の特技であるATの操縦を以て外敵を排除し、謎を追う」姿にあったのだと思っています。多くのフリークがそうであるように、私も「クメン編」ではまりました。
実際にはウド編最終話「脱出」に登場した「雪のように振ってくる情報部のスコープドッグの群れ」に心を奪われたんですけれどもね。

ところが…まぁ あくまでもリアルに見えても究極の所はリアルではない。テレビシリーズの終盤&時系列的にテレビシリーズよりもあとの物語になると 都合が悪くなれば古代クエントのテクノロジーが発動して「赤子の声」と「蒼白い光」に守られて瞬間移動してしまう。

徒手空拳(実際にはアーマーマグナムやATを使っていますが)で巨大な権力・組織に立ち向かっていたはずのキリコが 実は生存・回復を永久保証されている亜超人だと判明してしまう。

ヒーローに憧れている、という側面では安心して観ることが出来る反面
組織に抗って戦う(もと)兵士を応援したい、という側面ではすこぶるつまらない、応援のしがいのないキャラクターの側面を帯びてしまった。

時系列はさておき、制作された時代が新しくなるにつれて「リアル」でない側面が強調されてしまう主人公。

時代は流れ
シャア・アズナブルと云えば「3倍」「赤い」
エヴァンゲリオンと云えば「逃げちゃ駄目だ」「サービスサービス」「笑えばいいと…」
と同じ立ち位置には
「むせる」「コーヒーは苦い」が鎮座している。

アイコンとしては便利かも知れませんが、それでボトムズを過不足なく語り合えるのでしょうか。

そういうアイコンでない何かを探して、一(いち)最低野郎としての巡礼をするのだろうなと、漠然と自覚はしています。

今般「BD-BOX」がリリースされるとの報に触れ、「やっちまったな、バンダイ」と 反射的に嘆息しました。
別に買えないわけではない(幸い自由になるお金はそれくらいならあります)。
けれども「今までが今まで」です。数年経てば 別バージョン、具体的には大河原先生の別のイラストがスリーブを飾り、別バージョンの模型がオマケにつくような商品が現れるでしょう。BDが廃れて別の映像記録媒体が幅を利かせるようになれば「それ」も出るでしょう。

まるで「血を吐きながら続ける 悲しいマラソン」の様相です。

バンダイやマックスファクトリーがそろそろ新手の模型を発信する準備にも取りかかっているのでしょうね。


かつて亜久竜夫(タイガーマスク二世の主人公)がこう言っていました「素晴らしい女性と、愛する女性は違うと思うんだ」。

なんのこっちゃ、と当時は困惑していましたが じわりじわりと感じ取れるようになってきました。

「装甲騎兵ボトムズ」は「愛すべき作品」ではあるのですが「素晴らしい作品」ではないのかも知れません。

それはテレビ作品で終わらせておけば「まぁ、こんな終わり方もありだよな」だったものを蒸し返し、主人公のプロットすら変えてしまったことに象徴されているでしょう。

「銀河漂流バイファム」の挿入歌(最終回のED)に「君はス・テ・キ」という歌曲があります。
「大人の古い おとぎ話は 色あせた アルバムのようなもの あのときの トキメキを 確かに思い出せるけど 今はもう感じることは出来ない」

当時も今も 記憶力抜群と自覚しています。「そんなことあるかい!いつでも感じることは出来るさ!」そう明言していた私の主張を揺るがしているのが、こともあろうに最も愛したアニメ作品の存在であると云うことに 寂しさを感じています。

若い頃に抱いたトキメキは 年老いてきた私自身(と、云う名のキリコ)によって破壊されていくのかも知れない…

 

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【郷田ほづみさん還暦お祝い寄稿?】「ボトムズウォッチ ミリタリーモデル」が到着しました

去る7月29日。
勤務を終えて23時過ぎに帰宅しました。

重い(体重ではありません、心境です)身体を引きずって三和土を上がり、廊下の灯りを点けたところ、正面の階段のステップ部分に小さな包みが…
送り主の名前を明確に覚えていたand/or意識していたわけではないのですが、タイミング的にも注文していた“あれ”が届いたのだと瞬時に悟りました。

「ボトムズウォッチ ミリタリーモデル」

装甲騎兵ボトムズ関連のグッズと云うと、いまだにATのフィギュア/模型が主流になっている感が否めないですね。

かくいう私も少年時代に「装甲騎兵ボトムズ」に興味を抱いた最初のファクターはATのデザイン/存在でした。

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時代的に「リアルロボット」を主題にしたアニメが幅を利かせていた時期でもありました。
「太陽の牙 ダグラム」に続いて高橋良輔氏が世に放った作品。
特に高校1年生の夏、林間学校を終えた足でレコード店に立ち寄り、手にしたサントラの購入特典となっていたポスターに描かれたスコープドッグの存在感には息をのむほどでした。

しかしながら、時が流れ、ATの模型を造る時間&技能、飾る場所も期待できない“おとな”というカテゴリーの人間になってしまった頃から、“ATという道具”よりも“AT戦闘ではないシーン”に 従前以上に注目するようになり、グッズとして欲しいものもATから離れ始めました。

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そういう嗜好は大学1年生の時に入手した「メルキア軍(レッドショルダー)認識票」がすべての始まりだったのかもしれません。
「銀河鉄道999」に置き換えるならば「銀河鉄道フリーパス(地球からアンドロメダまでの定期券)」のような存在…なんといいますか、作品世界を可能な限り追体験するためのアナログな、日常の道具が欲しくなった、ということなのでしょう。

平成3年頃だったと思いますが 吉祥寺で開催されていた ガレージキットメーカー主催のボトムズフェアにお邪魔しました。
会場(店舗)を後にする際にアンケートに回答したのですが、「どんな商品が欲しいか」との設問に「ATのフィギュアのようなものばかりではなく、ボトムズ世界を追体験できるもの、たとえば“実物大のアーマーマグナム”のようなものが欲しい」と回答しました。
私一人の要望が採用されたのか、それとも他にも近似の意見をしたユーザーさんがいたのかはわかりませんが、程なくしてLDボックスの購入特典としてアーマーマグナムを手にすることができました。

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以降、キリコになりきりっこな欲望は留まるところを知らなかったものの(笑)、それを満足させる商材にはなかなか出会えずにいました。

そんな私がこの度入手に成功したのがこちら。

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実際に(アストラギウス銀河ではなく)ギルガメス星域軍に配属された際に支給されるであろう、ミリタリーウォッチというコンセプトで作られた商品です。

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文字盤にATのアニメチックなイラストが入っているとかいうモノではなく、刻まれているのはギルガメス文字(数字)。
昔、SEIKOの職員さんと業務上 お知り合いになったことがあり ギルガメス文字で時間を刻むデジタルウォッチを提案したことがあります。
時代も時代だったのでしょうけれども 結局実現しませんでした。

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今回アナログとはいえ私が期待していた「ギルガメス星域で生活するなら、こんなものがあるだろう」な商品を入手することができて大満足です。

着用するか、ただのお飾りとするか(笑) それはこれからの人生と向き合って 決めていこうと思います。

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追悼・塩山紀生先生

日付が変わったため、一昨日の出来事になってしまいましたね。

平成29年(2017年)4月13日。
装甲騎兵ボトムズのキャラクターデザインを担当されていた塩山紀生先生が不慮の事故(火災)のために亡くなりました。

直前のペギー葉山さんのご逝去の際も起稿させていただきましたが 更新が途絶えがちな「ひびきの高校連絡帳」で鬼籍に入られた方について連続して言及することになるとは思ってもいませんでした。

塩山先生と言葉を交わしたのは 結果として2、3度だったと思います。

最後に言葉を交わしたのは2010年の「ボトムズナイト」のとき。

初めて言葉を交わしたのは…詳細は割愛しますが私が人生を諦めていた頃。
実は郷田ほづみさんもその場には居合わせたのですが、そこで私を(お酒の入った)赤ら顔で叱咤激励してくださいました。

あまりにも…あまりにも急な、そして…やりきれない、間尺に合わない死因…

上手く言葉が繋げません。

…長きにわたって我々に素敵なキャラクター達を キリコを授けてくださってありがとうございました。
「ひと足先に自由になった兵士たち」と共に どうか向こうの世界で心行くまで盃を傾けてください。

改めて ご冥福をお祈り申し上げます。

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【改訂版】装甲騎兵ボトムズ、新作への機運についての愚見

【本稿は2014119日に起稿したものに加筆したものです】

201411月当時、ネット内某所にて、「装甲騎兵ボトムズ」の続編を渇望する声が上がっておりました。のみならず、どういうわけか起稿時以降、幾重にもこのテーマは興味が持たれているモノらしく「ひびきの高校連絡帳」の人気記事、人気検索ワードの上位をコンスタントに維持しています。

そしてそれに対して私は

「いい加減にしたら?」と思いつつ、推移を見守っています。

私は本件に大反対とまでは言わないものの、難色を示しました。
弥永和子さんがご逝去する直前に持ち上がった話題だったのですが、奇しくも弥永さんのご逝去でフィアナの復活はあり得ない、別の声優さんがフィアナを演じることに拒絶反応が示されそうな雲行きになってきており、そういう点では「綺麗に終了させる」いい頃合いなのではないかと思っています。

高校時代、1984324日以降(放送終了翌日以降)、私もボトムズの世界に飢えて、想定しうるコンテンツを貪りました。DUAL MAGAZINE(巻末のシミュレーションゲームは当然のこと、各種メカ設定や「青の騎士 ベルゼルガ物語(連載版)」)、文庫版のベルゼルガ物語、ホビージャパン増刊にボトムズオデッセイ、アニメージュ文庫などなど。
ユニオンモデルの「ラビドリードッグ改造パーツ」欲しさに、好きでもない(寧ろ嫌いな)トータス系ATやツヴァーグのプラモデルも買いあさりました。 最近では「コマンドフォークト」や日経エンタメに連載されていた&後年刊行された「孤影再び」まで読んでいます。ほかにも派生作品はあるのでしょうし、フォローしきっていない点も自覚しております。

その上で(アンドレアス・ヴァン・フォークト中佐を理想の上司と声高に叫んだ経歴があるにもかかわらず)キリコの登場しないボトムズ作品に入れ込むことができませんでした。 続編を想定した際に「優れた人的素材(byペールゼン)」が枯渇しかけていることに気づきます。 フィアナがコールドスリープカプセル(でしょうか?ただの棺でしょうか?)で宇宙を漂い続け、テイタニアは報われない最期を迎えてしまった。

フィアナが復活が期待されているようですが、弥永さんは201411月にご逝去されているし、後任の声優さんを安易にピックアップすれば反発は免れない。それ以前に、生きたフィアナの登場というのは「いまさら感」が拭えない(「赫奕たる異端」でのキリコの落胆ぶり、マーティアルの使者に対する激昂ぶり、「孤影再び」でのテイタニアの死が報われなくなってしまう)。

「孤影再び」に登場したステビア・バートラーが第三のヒロイン候補となる可能性も皆無ではないでしょけれども劇中でステビアはキリコに好意的な態度はとっていない(最後のナレーションに含まれた感情を培養液に浸けてコンクリートミキサーでぶちまけ、少々小市民的なおじさんになってしまったバニラに若いころの無鉄砲さが蘇れば話は別ですけれども)。

ただでさえ少ないボトムズユーザー、その中で女性ユーザーが着目している可能性が高い、ラブストーリー乃至人間ドラマの側面はもう伸長しづらい。 また肝心のキリコについては「異能生存体」という「無期限延長保証」がついてしまっているため、かつてハラハラ感を以て視聴し、見守っていたオールドユーザーにとっては「可愛げがない存在」になってきている。

キリコによって殺されたはずのワイズマンは健在であり、懲りもせずにキリコを「観察」している為体。なにか不都合が起きればどこからともなく赤ん坊の泣き声が響き、画面が青白く光り、キリコ(と、仲間たち)は不随意に瞬間移動して危機を回避してしまう。 つまるところキリコのいるボトムズを渇望する反面、キリコが居ては「おはなし」としての面白みがいささか欠けてしまう。

結局ATのプラモデル、ガレキ、アクションフィギュアを幾重にも(焼き直しでなくとも)リリースする口実としてインサイドストーリーやスピンオフ作品に頼らざるを得なくなる、ところがキャラクター重視の「最低野郎」さんの、一部はそれを首肯しない。既に負の無限ループに嵌っている感が否めません。 ただでさえ、少ない(らしい)ボトムズユーザーに負の刺激を与えて、さらにユーザーを減らしてしまうのであれば、寧ろ「寝た子を起こすようなマネ」はしないで、もう過去の作品と割り切って、ユーザーの記憶の中でクメン産ワインよろしく醸成し、脳内妄想を膨らませて各々の心の中でお好きなエッセンスを愛でていればいいのではないかと思います。

「ボトムズ公式ブログ」が久しぶりに更新されていました。
ここにきてまた新しいインジェクションキットのリリースですか?いい加減呆れてしまいます。
AT
は大河原邦男先生がデザインしたメカとして 高く評価し、いつまでも慕いたいコンテンツである反面、インジェクションキットとして「またかよ」と云いたくなるほどのリリースが繰り返されている。

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「ガンダムとは違う作品」として もう少し別の各府度から別の商材を発信する事が出来ないのでしょうか?

新しい話題と云えば「ATのプラモデル」のリリースに偏重気味。

郷里大輔
大塚周夫
弥永和子

の各氏の逝去に触れることもせず、悼むこともせず、コメントすることもしないボトムズブログさんの管理者さんはもう少し取り扱う話題の幅を広げてみてはいかがでしょうか?

「ケース・アーヴィン」「ボトムズ・ファインダー」については「ボトムズフェスティバル ブロガー先行試写会」で拝見しました。独立したアニメーション作品としてとらえた場合、素晴らしい出来だとは思いましたが「ボトムズ」の名前を冠する必要を強くは感じませんでした。 「機甲猟兵メロウリンク」も視聴しましたし、評価が高い作品と理解し、感じる一方で、やはりキリコのいないボトムズは、無意識にAT偏重に展開していかざるを得ないとも感じています。 繰り返しになりますがキリコの再登場は無敵の超人兵士の物語にならざるを得ない(懸念を強く孕んでいる)。もう「そっとしておいてくれ」たらいいな、と思っております。

本稿に“来て”下さった方達の多くは「ボトムズ(オフィシャル)BLOG」のトラックバックから飛んでこられたのでしょうね?
「装甲騎兵ボトムズ」とググって画像検索してごらんなさい。その多くがATのプラモデルに代表される「メカの模型」属性という為体。
30年も経って 別のアプローチができないのはどういうわけなのかと憂うような“批判(という名の愛)の精神”も持っていた方がいいと思いますよ?


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「メカニックデザイナー 大河原邦男展」

2009年、東京の西の方で近似の展覧会が開かれました。
当時私は「巡礼」が始まったばかりであり、諸般の事情から(地理的には近隣であったにもかかわらず)訪問することができませんでした。

今年の夏は病み上がりで片腕が動かないこともあり「GO! プリンセスプリキュア キラキラプリンセスワールド」を観に行くだけにとどめようと思ったのですが、今年の私の体調を考えると「いつ死んでも文句が言えない」と悟り、高校時代の友人を帯同して最終日前日の9月26日にお邪魔してきました。

改めて拝見すると、私の幼児期から…常に大河原先生の作品は目に触れていたことになり、改めて「メカニックデザイナー」の先駆けとしての素晴らしさを痛感しました。

私が初めて大河原先生の存在を意識したのは
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このビジュアルでした。

これまで接してきた「ロボット」ではなく工業生産物のような…不用意に手を触れたらマシンオイルがべっとりとついてしまうような危うさを湛えたモビルスーツ…

今でこそボトヲタを公言し、デビット・サマリン博士を尊敬している私ですが、全てのルーツはこの一枚でした。

展示場には私も愛読した「デュアルマガジン」とじ込みピンナップ用に描かれたコンバット・アーマーの描画も多数見受けられ、受験期を搬送してくれた鋼の英雄たちの雄姿に酔いしれました。

最終日間近でしたので会場限定グッズの在庫は少々希薄でしたが、ノルマとして課していた図録は無事に購入。ICカードホルダーもゲットしました。

本稿、加筆修正を加えるかもしれませんが、取り急ぎ発信させて頂きます。

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【追悼】大塚周夫さん

昨年11月の弥永和子さんのご逝去に続く訃報です。

「装甲騎兵ボトムズ」にて吸血部隊・レッドショルダーの創設者にして最高責任者、ヨラン・ペールゼン大佐を演じられた大塚周夫さんが本年1月15日、亡くなりました。

リアルロボットアニメの中に、ある種組織だった特殊部隊として完成された姿で登場した一方、視聴者の初心な期待を蹴散らして「メルキア軍の恥さらし」としてその名をとどろかせたレッドショルダー。
その責任者としてのペールゼンは妖気漂う怪人に近い人物だったと思います。
古くから強面の敵役、コミカルなキャラクターと幅広く演じてこられたお方でしたね。

「タイガーマスク二世」での、日の出スポーツのデスク&宇宙プロレス連盟総帥の二役も印象的でした。

ペールゼンの名せりふ「遺伝確率250億分の1」。

声優界において稀少な巨人でした。その遺伝確率は、もしかすると250億分の1以上の希少価値があるのかもしれません。

ご冥福を…長い間お疲れ様でした。

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レッドショルダー折りたたみコンテナが到着しました

花桜梨との4回目の結婚記念日から半年が経ちました。
少々部屋の中が散らかってきていて、いい加減取捨選択をせねばならない。収納家具を購入するほどの余力もない…

と、いうことで

ボトムズブログに紹介されていた、グルーブガレージ社製「レッドショルダー折りたたみコンテナ」を発注しておいたのですが、ついに届きましたヽ(´▽`)ノ
仕事柄、商材納品に使われているコンテナにはなじみがあったので「あのコンテナみたいなものなんだろう」と想像していたのですが、なかなかどうして、しっかりしたデザインで「買って正解」な品物でした。

20p1020145他意はないのですが、キュアビューティとキリコのコラボで記念撮影(笑)
中身はナイショです。

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装甲騎兵ボトムズ、新作への機運についての愚見

ネット内某所にて、「装甲騎兵ボトムズ」の続編を渇望する声が上がっておりました。

私は本件に大反対…う…ん…大反対とまで言いづらいのですが、難色を示しました。

弥永和子さんがご逝去する直前に持ち上がった話題だったのですが、奇しくも弥永さんのご逝去でフィアナの復活はあり得ない雲行きになってきており、そういう点では「綺麗に終了させる」いいきっかけなのではないかと思っています。

高校時代、
1984324日以降(放送終了翌日以降)、私もボトムズの世界に飢えて、想定しうるコンテンツを貪りました。DUAL MAGAZINE(巻末のシミュレーションゲームは当然のこと、各種メカ設定や「青の騎士 ベルゼルガ物語(連載版)」)、文庫版のベルゼルガ物語、ホビージャパン増刊にボトムズオデッセイ、アニメージュ文庫などなど。

ユニオンモデルの「ラビドリードッグ改造パーツ」欲しさに、好きでもない(寧ろ嫌いな)トータス系ATやツヴァーグのプラモデルも買いあさりました。
最近では「コマンドフォークト」や日経エンタメに連載されていた&後年刊行された「孤影再び」まで読んでいます。ほかにも派生作品はあるのでしょうし、フォローしきっていない点も自覚しております。

その上で(アンドレアス・ヴァン・フォークト中佐を理想の上司と声高に叫んだ経歴があるにもかかわらず)キリコの登場しないボトムズ作品に入れ込むことができませんでした。

続編を想定した際に「優れた人的素材(
byペールゼン)」が枯渇しかけていることに気づきます。

フィアナがコールドスリープカプセル(でしょうか?ただの棺でしょうか?)で宇宙を漂い続け、テイタニアは報われない最期を迎えてしまった。

フィアナが復活が期待されているようですが、弥永さんは今月初めにご逝去されているし、後任の声優さんを安易にピックアップすれば反発は免れない。それ以前に、生きたフィアナの登場というのは「いまさら感」が拭えない(「赫奕たる異端」でのキリコの落胆ぶり、マーティアルの使者に対する激昂ぶり、「孤影再び」でのテイタニアの死が報われなくなってしまう)。

「孤影再び」に登場したステビア・バートラーが第三のヒロイン候補となる可能性も皆無ではないでしょけれども劇中でステビアはキリコに好意的な態度はとっていない(最後のナレーションに含まれた感情を培養液に浸けてコンクリートミキサーでぶちまけ、少々小市民的なおじさんになってしまったバニラに若いころの無鉄砲さが蘇れば話は別ですけれども)。

ただでさえ少ないボトムズユーザー、その中で女性ユーザーが着目している可能性が高い、ラブストーリー乃至人間ドラマの側面はもう伸長しづらい。

また肝心のキリコについては「異能生存体」という「無期限延長保証」がついてしまっているため、かつてハラハラ感を以て視聴し、見守っていたオールドユーザーにとっては「可愛げがない存在」になってきている。

キリコによって殺されたはずのワイズマンは健在であり、懲りもせずにキリコを「観察」している為体。なにか不都合が起きればどこからともなく赤ん坊の泣き声が響き、画面が青白く光り、キリコ(と、仲間たち)は不随意に瞬間移動して危機を回避してしまう。

つまるところキリコのいるボトムズを渇望する反面、キリコが居ては「おはなし」としての面白みがいささか欠けてしまう。

結局
ATのプラモデル、ガレキ、アクションフィギュアを幾重にも(焼き直しでなくとも)リリースする口実としてインサイドストーリーやスピンオフ作品に頼らざるを得なくなる、ところがキャラクター重視の「最低野郎」さんの、一部はそれを首肯しない。既に負の無限ループに嵌っている感が否めません。

ただでさえ、少ない(らしい)ボトムズユーザーに負の刺激を与えて、さらにユーザーを減らしてしまうのであれば、寧ろ「寝た子を起こすようなマネ」はしないで、もう過去の作品と割り切って、ユーザーの記憶の中でクメン産ワインよろしく醸成し、脳内妄想を膨らませて各々の心の中でお好きなエッセンスを愛でていればいいのではないかと思います。

「ケース・アーヴィン」「ボトムズ・ファインダー」については「ボトムズフェスティバル ブロガー先行試写会」で拝見しました。独立したアニメーション作品としてとらえた場合、素晴らしい出来だとは思いましたが「ボトムズ」の名前を冠する必要を強くは感じませんでした。

「機甲猟兵メロウリンク」も視聴しましたし、評価が高い作品と理解し、感じる一方で、やはりキリコのいないボトムズは、無意識にAT偏重に展開していかざるを得ないとも感じています。

繰り返しになりますがキリコの再登場は無敵の超人兵士の物語にならざるを得ない(懸念を強く孕んでいる)。もう「そっとしておいてくれ」たらいいな、と思っております。

本稿につきましては平成28年5月16日に改訂版を寄稿しました。
併せてご笑覧ください。

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いつもあなたが~【追悼】弥永和子さん~

11月1日
「装甲騎兵ボトムズ」でフィアナ(ファンタム・レディ、プロト・ワン、素体)を演じてこられた声優の弥永和子さんがご逝去されました。

実は一般に報道された11月4日には、この情報をキャッチしていたのですが、ショックが大きく、気持ちがフリーズした状態で…ひびきの高校連絡帳で記述する気力がありませんでした。

2010年に郷里大輔さんが亡くなった時にも勿論衝撃を受けましたし、人の命に軽重をつけることはよくないと思います。

でも…

私はフィアナを特別好意的に見たことはありませんでした。ボトムズと云えばキリコありきであり、ほかのキャラクターについては少々軽んじてみてしまう癖が今もあります。

それでも

お亡くなりになった今になって感じることは、「むせる」という言葉に象徴される、戦場での、戦争が日常化している世界を描写した作品の中で、「艶」「潤い」といった側面を、ただ一人で演じ、守ってきたのではないか、ということでした。
女性の登場人物としては、ココナ・バートラー、ゾフィー・ファダス、テイタニア・ダ・モンテウェルズと列挙することができるのですが、やはりその存在感というのは、弥永さんが亡くなったことによる補正をしなくても、強烈なものがあるのだと痛感しています。

弥永さん 31年間、ありがとうございました。ゆっくりお休みください。

心のうちに強く、瞼の内に強く、この世の光と共にまぶしく

あの日のあなたが…

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【ボトムズ・オデッセイ(復刊)】~ボトムズ郷愁(その7)~

久しぶりの「ボトムズ郷愁」となりました。

過日拙宅に小包が届きました。中身はかつてみのり書房(倒産)が発行した伝説のムック「ボトムズ・オデッセイ」。

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実は押入れの奥深く、間違いなく「当時の物」は眠っています。しかしながら、それを発掘するには時間も労力もないので「手元で見ることができるもの」として購入しました。

1985年の刊行でしたか…そういえば「ザ・ラストレッドショルダー」の発表と前後していたな、という記憶がよみがえってきました。
当時のトレンドとして、高橋良輔監督作品である「装甲騎兵ボトムズ」は、アニメ雑誌御三家(アニメージュ、ジ・アニメ、アニメディア)での採り上げられ方が希薄だったと記憶しています。否、ジ・アニメは比較的採り上げてくれていましたが、番組終了後の扱いとしてはガンダムの後塵を拝していた…というよりも即座に忘却の彼方に押しやられそうになっていたことを思い出します。

現在の私自身が「生き証人」となっていますが、当時、「生涯付き合えるアニメ」と思い込んで追いかけ続けていた私にとって、紙媒体の不足は大変なフラストレーションでした。

ビデオデッキがなく、放送内容をオーディオテープに吹き込んだものを何度も聞きかえす。
ボトムズであってボトムズでない「青の騎士・ベルゼルガ物語(文庫版)」を、手垢で真っ黒になるまで読み返す。
そういった渇望感を癒すように発行された本書は、当時の水準ではバイブルそのものでした。

頁をめくると、その後のデザインよりもややふくよかな印象のあるヨラン・ペールゼンのイラストが掲載されていたり、ミリタリー的な考証、キャラクター設定、「ザ・ラスト~」の誌上際限(抄)などが掲載されており、受験生だった私を常時誘惑し続ける良書(?)となりました。

まだまだ読み返している段階ですが、こうして30年前の出版物に脚光が浴びせられ、世間の耳目に触れることに至上の喜びを感じます。

まだまだ続いてほしい装甲騎兵ボトムズ。せめてもの望みは「クエントのテクノロジーで瞬間移動はやめてほしい」といったところでしょうか…

キリコ・キュービィ。まだまだ彼の「地獄」に付き合わせていただきます。

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