音楽

Rosé

ついに買ってしまいました。

何を買ってしまったのかといいますと、飯島真理女史のファーストアルバム「Rosé」です。

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私が生涯で初めて購入したアーティストのアルバム。購入したのは(予約していたので)昭和58年9月20日(公式発売日は21日ですが 店舗の常として前日夕刻から購入可能でした)。
それまでに大場久美子、西城秀樹といった歌手の方たちのシングルレコードは購入したものの、私の嗜好はアニメのサントラアルバムに偏っており、こういう一般のアーティストのアルバムを手にするのは初めてでした。

飯島女史を知ったのは、アニメ「超時空要塞マクロス」のリン・ミンメイ役。この辺りは多くのアニメフリークと同様だと思います。
劇中(テレビシリーズ)のミンメイ嬢はとても奔放で無神経で 某アニメ雑誌の「きらいなキャラクター」№1に推挙された経歴もあります。 実は昭和58年6月に、飯島さんの歌声を生で耳にする機会に恵まれたのが アルバムを買ってみようと思った純粋な理由でした。

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サービスショット(笑)(映画“マクロス~愛・おぼえていますか~”より)


マクロスのイベントで「Blueberry Jam」と「シンデレラ」を唄われたのですが、つやつやした歌声に魅了されました。
あれから29年。購入したカセットテープの音質劣化が懸念されること、また 私の個人的事情でマクロスに対する悲しい記憶がついて回っていたのですが そちらも幸せなことに霧消できましたので、手放しで飯島さんのアルバムを聞き直してみたい、という気持ちになりました。

現役高校生のころ、飯島さんのファンクラブに入るつもりで入ることがありませんでした。人のご縁とは不思議なものです。加入していれば、いくばくかでも人生観が変わったかもしれませんが 四半世紀以上前のことに切歯扼腕していても仕方ありません。

今はただ 飯島さんの涼やかな歌声に魂を遊ばせたいと思います。

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この人なら、なんでもOKなんでしょうか?

20年ほど前に夭逝された歌手(cf.Wikipedia/以下、当該歌手といいます)の遺書の全文が某月刊誌に掲載されるということで話題になっています。

当該歌手の存在を知ったのは、図らずも夭逝されたが故にニュース報道されたのがきっかけでした。ご自身とは関係のない民家の軒先で、常識外れな出で立ちで倒れていたところを発見され、その後… 搬送されたり帰宅したり、様々あったようですが還らぬ人となってしまわれました。
この話題が世間(の、一部)を席巻した頃、私はアイドル歌手(当時)の高橋由美子嬢に夢中であり、ディスクショップに足繁く通っていました。
しかしながら、音楽に広く見識を持ちたいと思っていたわけではなく、歌手と同時に今で言うグラビアアイドルとしての魅力にも溢れていた由美子嬢一点買いで音楽シーンを見ていたため、当該歌手についてはノーチェックでした。

所謂ワイドショー、モーニングショーといったジャンルの番組では 当該歌手が倒れていた民家や、葬儀が行われた公共施設の前で名前(苗字のほう)を絶叫し、号泣する若者の姿が報道されており、嗜好の違いがあって興味の対象外だったとはいえ、同世代の若者を それほどまでにひきつける存在だったのかと驚きの眼差しを送った記憶があります。

同年の11月…と記憶していますが、同僚の結婚式(の二次会)があり、カラオケを楽しんだのですが、その席で 職場の先輩であるK嶋和彦さんがしっとりと「“13番目のシングル曲”」を唄われたのが印象的でした。尤も、印象的だった理由は、既に公然の秘密としてお付き合いをされていた、後輩の鈴木E子さんへのプレゼントだったのだろうと、衆目一致していたからでした。

当該歌手のご逝去から20年近くの月日が流れました。当時のヘビーユーザーの嗜好も変わったでしょうし、音楽のマーケットでもトレンドは変遷しているでしょう。当該歌手が倒れて発見された民家も老朽化により取り壊されるにいたり、物理的にも「時の流れ」を痛感することになったのではないでしょうか?

そんな中での今回の発表…
マーケット(売る側)としての旨みもあるのでしょうね。これはヘビーユーザーでなければ感じ得ない魅力なのでしょうから、外野席がとやかく申し上げる筋合いではないと思います。ただ、当該歌手についての話題が悉く美談と化していることに違和感を覚えます。
聞けば、国内法では許されない行為を一度といわず何度か「やらかして」司直のご厄介になったこともあるのだとか。

そのような人を…亡くなったからといって とあるジャンルのカリスマだとかいって持ち上げるのはいかがなものなのかな、と思います。「社会に与えた影響」という「ハロー効果」によって、この方のやらかしたことが美化されてしまうのは決して首肯できるものではありません。

噂が本当ならば(ここは if で言っています。確定していませんからね。)、そして当該歌手が一般の市民であったなら 被疑者死亡のまま起訴とかいわれる時代だということを考慮したほうがよろしいと思います。

社会に与えた影響云々という、情緒に訴えた、定量化しづらい指標を引っ張り出す前に、交番のポスターをご覧になっていただきたい。

同じことをやらかした著名人を何名か存じ上げています。世間は「彼らの一部」は辛辣に叩くくせに、「“もう一方の”彼らの一部」には同情や憐憫の眼差しを送る。
当該歌手の場合は美談の主人公として扱ってしまう…ちょっとずれていますよね。

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柳ジョージさんのご逝去につきまして

平成23年10月10日、ミュージシャンの柳ジョージさんが亡くなりました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

時代的に「アーティスト」ではなく「ミュージシャン」という表現の方がしっくり来る感じですね。私の好む音楽のジャンルと少々乖離があった…というよりも純粋に興味が湧かず、積極的に氏の作品を耳にする機会はあまりありませんでした。

氏の作品で注目したのは「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ」のOP「鉄のララバイ」、EDの「バイバイブラザー」でした。と、申しますか、他の作品は存じません(「ああ、この曲も柳さんの作品なんだ!」と聞けば&指摘されれば判る曲があるかもしれませんが)。

ペールゼン・ファイルズは、数ある「キリコ・キュービィを主人公とする」ボトムズ作品の中で、好感度が低い作品です。
作画面での違和感(粗雑ではありませんでしたが)、戦争・戦闘の陰で暗躍する、招かれざる主役、ヨラン・ペールゼンとフェドク・ウォッカムの駆け引き… 一部の嗜好家のハートを捉えたゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキの存在など、なんと言いますか、色気のある渋さではなく、単なる苦さを作品から感じていました。

ペールゼン・ファイルズのDVDは全巻持っていますが、やはり「キリコが足掻いている世界」としては違和感が払拭できませんでした。
OPはなんとなく、怪談アニメの風合い。EDは「戦争アニメ」のワンシーンを切り取って表現しているという意味では名曲なのでしょうけれども「これで(キリコの息づく)ボトムズ世界を表現しきっている」といわれると、首肯しがたいところがあります。多くの方が誤認しがちな「ボトムズは戦争アニメ/ミリタリー色の強いアニメ」という点のみを強調すると、こういった曲調になるのでしょうね。

ともあれ氏の歌も1つのファクターとして、劇場版も発表されたのでしょうから、それはそれで氏の偉業をたたえたいと思います。

私がミュージシャンとしても興味がそれほど湧かない、またボトムズソングとしてもあまり評価しないにもかかわらず、氏のことに言及したのは ご逝去されてから16日も経過しているのに、ボトムズオフィシャルブログで何のコメントもなされないことに疑問を抱いたからです。多少なりともボトムズを世間の目に触れるための尽力をしてくださった方に言及しないのはどういうわけなのでしょうか?
おとなの事情があるのかもしれませんね。それが証拠に本日現在のWikipediaには「鉄のララバイ」「バイバイ・ブラザー」がディスコグラフィーとして記載されていません。

合掌

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「みんなのうた」50周年

昨日のお話になりますが、朝の連ドラ「おひさま」を見終えたところで「『みんなのうた』50周年記念特番」に遭遇しました。正式な番組名はわかりません^_^;

「みんなのうた」といえば、幼少期の…就学年齢に達する前の私が「おかあさんといっしょ」などと一緒に視聴していた番組でした。突出して印象深い歌があるわけではないのですが、童謡というか、学校の唱歌に選定されるような作品群ばかりで、おのずと小学校時代の恩師を思い浮かべることになり、思わず恩師にメールしてしまいました。

小学校1年生、2年生のときの担任とは現在でも交流があり、1~3年に一度のペースで食事をしたりもしています。テレビで流れた歌を実際に唄っていたのは小学校5、6年生の頃であったり幼稚園の頃であったり… 当該恩師に教わっていない可能性の方が実は高いのです。

それでも、リアルタイムで教えてくださった“せんせい”でなく、その恩師が思い出されるというのは、それだけお世話になった密度が濃かったのでしょうね。
体育の研究校に指定されていた母校。全校一丸となって額に汗して…とびだせ青春もどきなことをしていた母校にあって公然と算数に力を入れた教育をしてくださった先生(笑) 流れに竿さすような立ち居振る舞いは さぞかし勇気も胆力も必要だったことでしょうね^_^;

またの機会、うたは結構ですから一杯酌み交わしましょう^p^

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にっぽんのうた 世界の歌

出勤サイクルが変則的なので、平日の午前中は在宅していることが多くなっています。

そんなときはNHK-FMを聴いています。お気に入りは「にっぽんのうた 世界の歌」。DJを担当されている富沢美智恵さんとは、高校時代に何度かお目にかかったことがあります。

アニメ作品では気が強い女性を演じることが多かったですが、ラジオから聞こえる声はとても穏やか。
青春時代を思い出すと ちょっぴり悲しくもなりますが今、頑張っておられる声を拝聴するだに、なんだか癒されます。
富沢さん関係グッズもいくつかあるので、機会を見つけて紹介させていただきます。

ちょっと今夜は勉強で煮詰まったので そろそろ休もうかと思っています。

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故・羽田健太郎さんのサイン

初めて…勤務先推奨でないクレジットカードを手にしたのは平成4年のことでした。

ときどき私の昔話(立ち居振る舞いが誰かさんに似ている ~今日は自粛~ といった内容)をしますが、社会にでて3~5年、決して社交性に富んだ人間ではありませんでした。

飲み会に誘われても理由もなく中座してしまうときもあり、当時私の両親は甚く心配していました。
ある日母から差し出されたチラシは「NHK○○倶楽部 遊&知」の案内でした(○○は本当に思い出せません。遊&知で「ゆうえんち」と読みました)。
曰く、文化的な集まりがある…コンサートへの優先招待、NHK独特の文化コンテンツを享受できる…みたいなサービスだったはず。

自由にできるクレジットカードが手に入る、といった不純な動機もありましたが、言われるままに入会しました。
結論から言うと、クレジットカード会社が毎月の請求書とあわせて送ってくるようなチケットチラシ、そしてB5サイズ中綴じの機関紙が送られてくる というサービスでした。特別に人との交流を演出してくれるものではなかったのですが 社交性に欠けていた当時の私はむしろほっとしました。

とはいえ自室で機関紙をめくっていると それなりに興味を惹くものがあって…

最初にチケット手配をしたのは「羽田健太郎 ディナーショー(於:ホテル・メトロポリタン)」でした。ハネケンさんについて知ったのはアニメの「超時空要塞マクロス」から。心地よいアニメのサントラとは理解していましたが 自身のツボにそれなりにヒットし、純粋に音楽コンテンツとして愉しんでいました。
実際のハネケンさんはユーモアに富み、会場の意識を惹き付ける術に長けた方でした。
一人でディナーショーに参加した私は…その趣旨を理解せずにちょっぴり寂しい/肩身の狭い思いをしました。とはいえ会場で味わったお料理は十分に美味で、費用対効果という観点からも決して悪いものではありませんでした。

月日は流れ「遊&知」そのものがサービス終了となり、私も数枚のクレジットカードを使い分けるようになっていました。思い起こすと、このサービスで手配したものは一件を除いてすべてハネケンさん関係。

「ディナーショー」(於:ホテルメトロポリタン)
「ポップスコンサート」(CD)
「ディズニー音楽ピアノアレンジ」(CD)
「クラシックコンサート」(於:サントリーホール)

初めてクラシックコンサートを鑑賞しました。曲と曲の間が分からず、拍手しようとしたら演奏が続く…という「素人」にとっては少々苦痛を伴う(笑)イベントでしたし、実際に居眠りしました。
会場でピアノCDを購入した際に 特典としてもらったのがサイン色紙でした。
コンサート当日は雪が降っていて、コンサート中にもホールと近接しているテレビ朝日のスタジオ(当時ハネケンさんは「ニュースステーション」でピアノ演奏をするコーナーを担当していました)から降雪情報が逐次入っていました。やや退屈なコンサート、降雪という悪条件がありましたが、あの日買ったCDは今でも大切にしています。

惜しくも他界されたハネケンさん。故人の足跡は小さな円盤の中に凝縮されて、後世に受け継がれていくのでしょうね…

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こちらが当日入手した色紙。あの…「音楽グルメの貴“女”のそばに」って…(゚m゚*) 私は男ですけど…

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バックグラウンドミュージック

今回のお題「ラジオはAM派?FM派?」

ラジオを意識して聴くようになったのは小学校5年生のころ。地元の模型店で「ゲルマニウムラジオ」を買って、イヤフォンをつけながら聴いていた記憶があります。

また変身ヒーローやアニメ(と、いうよりテレビ漫画)が好きなお年頃。何を聴いていたか、よりもラジオを聴いた、ということで大人になったような勘違いをしていました。

深夜放送、アニメ情報番組、歌謡番組…ときは流れ、一人暮らしの時にはTBSラジオの「バックグラウンドミュージック(放送終了)」という番組を聴いていました。
イージーリスニングに特化した番組で、ポール・モーリアの好きな私は 同ジャンルの音楽を扱うこの番組が大好きでした。
ときどきパーソナリティーの若山弦蔵さんの語り口が「口やかましい親父さん」といった印象を抱くほどに鼻につくときもありましたが、同氏の番組運びは総じて心地よいものでした。

ラジオを聴くときは人間の声よりも音楽をBGMとして聴いていたい、という気持ちが強いので、FMを聴いていることが多いです。
曲名も知らない、歌手も歌詞も知らない…それでも流れてくる曲は心地よくて…そんなひと時をFM放送で楽しんでいます。


ブログネタ: ラジオはAM派? FM派?参加数拍手

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やはりクメンは素敵です

見事にショッカー!
イーッ!

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もとい、初夏の天候ですね。
現状、Tシャツにトランクス(スポーツ用)、ラビドリードッグのドッグタグといういでたちでPCに向かっています。
こういうムシムシした天候の時には「装甲騎兵ボトムズ音楽集Vol.2 In Kummen」に耳を傾け、たそがれるに限ります(^^♪

今年も間もなく半分が経過します。

上半期の物故者として…ショッキングだったのはブリ・キデーラを演じた郷里大輔さん。「ひびきの高校連絡帳」に遊びに来てくださる一見さんが足がかりとする検索ワードに「ブリ・キデーラ」が恒常的に見られるのが、嬉しかったり悲しかったり。
そして、ポル・ポタリア…。
空想の中の人物であろうと、目にした者の人生に影響を与える存在ならば、血の通った生身の人間と同一視することに躊躇いの吐息は漏らしません。

今月のリリースはお休みの「装甲騎兵ボトムズ 幻影編」。予告で謳われた「棘にすがって生きる女」というフレーズが胸に突き刺さりました。
私自身「棘にすがって」巡礼を続けていますから。

分不相応に万博などおやりになって…なまじっか報道されてしまったが故に 普段、いかに衛生的で麗しく、コスモポリタニズムに満ち溢れた生活をしているのかが全世界に発信されましたね。

閑話休題
ポル・ポタリア…ポル・ポト
クメン…クメール・ルージュ
カン・ユー…リー・クァンユー
が語源というのは本当なんでしょうか…
最後の一人はともかくとして…ちょっと気になります。まあ、麗しのアルテイシアの通り名の由来に較べれば、文字通り麗しいんですけれどね(^^♪

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確かに愛したとき

皆様お住まいの地域の天候は如何でしょうか?

拙宅周辺は明け方に霙が振りましたが、現在は薄日も指し、熱すぎず寒すぎずの状態です。

午前中郵便局まで足を延ばしましたが、道中、奇妙な単語が脳裏を掠めました。

「ナディル・サルファン」

人名だと思い、ちょっと頭を捻ったところ、折原みとさんの小説の登場人物ではないかと思い当たりました。

「アナトゥール星伝」
あはは…コアなファンの方がご覧になったら「なんでこんなアラフォー男がみと様の小説を(`Д´)」とか思っちゃうかもしれないですよね(^^ゞ

今を遡ること15年前(の、今頃)、私は高橋由美子さんのファンでした。当時「20世紀最後の正統派アイドル」と言われていたのですが、デビュー直後から熱心にチェックを続け、彼女に関するアイテムは相当数もっていました(コンサートで投げてくれた紙手裏剣も、サイン色紙も勿論持っています)。
由美子さんは「時の輝き」という映画の主演に抜擢され、…なんだっけ?看護師だか、看護学校生だかの少女を演じていました。

ストーリーも結構面白く、また前向きに「涙ホロリ」になる映画だったので、「この原作を是非!」と思って書店に走ったのです。
それが…今で言うラノベとの出会いでした。語弊があるかもしれませんが、それ以前から「アニメージュ文庫」だとか「ソノラマ文庫」は刊行されており、今のラノベのようなジャンルもポツリポツリと刊行されていました。
ただ、「主人公の一人称でストーリーが進む」。「ひえー」だの「げげっ」だのといった感情表現が露骨に活字で印刷されている媒体としてのラノベに出会ったのはこの時期でした。

失礼かもしれませんが…読書家の私は「瞬殺」で読み終えました。文字数少ない。

でも!

面白かった。

折原みと…職場の女性が知ってる知ってる…「でも、なんで八重さんが折原みとを知ってるんです(-ε-)」なんて状況に…

まあ、その辺は置いておきまして、折原女史の本を読み漁ってみたくなりました。

そこで出会ったのが「アナトゥール星伝」シリーズ。「金の砂漠王(バーディア)」とか「銀の星姫(メシナ)」ほか、数点を読み漁り、脳内細胞がラノベをアクセプトできるようになりました。
前後して「ママレードボーイ」のノヴェライズも読みましたが、まあどちらも面白かったです。

その後、数次に亙る 母親主体の「ホロコースト」の被害を受けて、これらのラノベは廃棄されてしまいましたが、たまに図書館で見かけると、ちょいと拝借してしまうときがあります。

いや~、ラノベって、本当にいいものですね(水野晴郎)。

そんなわけで「ナディル・サルファン」→「アナトゥール星伝」→「折原みと」→「時の輝き」…と連想ゲームが続きまして…

「確かに愛したとき(歌:東野純直)」を思い出しました(^_^)v

素敵な曲です。
カラオケで幾度も唄いましたが、唄いこなせません(でした)。

ちょっとナイーヴさが強いな、という感じもしますが、思春期の少年少女からおとなの恋への階段をのぼりはじめたカップルを描いた映画の主題歌としては、秀逸だったと思います。

グッピー(高橋由美子さん)も篤姫にでるし、恋人役の山本耕史さんも渋い役柄を演じるようになるし…時の流れを感じますね。

いつか…唄いこなしたい一曲です。

確かに愛したとき 東野純直 歌詞情報 - goo 音楽

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メモリーグラス

“制服を脱ぎ捨てて”

こういうタイトルで卒業文集を書き綴った若者が、この数週間で如何程いたのだろう。
制服という「蛹の殻」を破って、新しい世界に旅立つ…

そして黄色い帽子
黄色いランドセルカバー…

季節は移ろい、私も「重いコート脱いで 出かけませんか」モードに入っています。

新しいことに挑戦しようとしている友人をみるにつけ、十年一日のごとく、燃え燻っている自分がイヤになったりもします。

「人事を尽くして天命を待つ」
神をも殺した男に憧れる私の胸中に 矛盾したこの言葉が鎮座しています。

ちょっとした閉塞感から…
若者(と書いて「ばかもの」と読みます)時代の郷愁に耽って…自然と口をついて出てくる歌の一つ…

「メモリーグラス(歌:堀江淳)」

当時は「このひと、オ○マじゃないのか?」「一発屋じゃん!」などと心ない揶揄を飛ばしていましたが…とても深いメッセージを含んだ…今になって味わい深い歌詞であることが分かります。

実は私は 音域が―テノールとかソプラノとかバリトンとか、専門用語は解らないのですが―女性に近い音域で歌を唄えます。

この歌もレパートリーの一つ。

自身を振った男の記憶をグラスに注ぎ込んで飲み干す…女性の切ない意地のようなものを感じます。

“ふられたんじゃないわ あたしが降りただけよ…”

「わたし」ではなくて「あたし」と歌い上げるところに、作詞作曲を自身で行われた堀江さんの卓越したセンスを感じ取れます。

最近、カラオケ行ってないな…

パートナーとなりうる甥が バイトでハッスルしている。

「叔父ちゃん、今度 カラオケ行くときは俺が奢るよ!」
成長した甥が頼もしくもあり、自分の手を離れてしまった現実が悲しくもある…

“水割りを下さい…愛した数だけ/涙の数だけ…”

今夜はちょっと、アンニュイです。

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