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2019年3月

庇えるエッセンスが少なかった ~映画 プリキュアミラクルユニバース~

昨年のテレビシリーズ「HUGっと!プリキュア」の出来がそこそこよかったので その勢いで現行の「スタートゥインクルプリキュア」をテレビ視聴。さらにその勢いで映画鑑賞にも至りました。

ローソンチケットでの「特典付き(割高)前売り券」購入や、放送初期にやらかしがちな「グッズのご祝儀購入」もしてしまいました。
勤務の都合で初日(3月16日)はパンフレットその他の劇場版グッズを購入し、本日初回を空手で鑑賞。

結論(笑)
庇う場所が少なすぎるほどに稚拙な作りでした。
2015年公開の「プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」では オリエンタルラジオが演じた小悪党にばかりフォーカスが行き、プリキュア映画の体をなしていませんでしたが、それに近似の「苦しさ」「苛立ち」を感じました。

「劇場版初出の小動物・妖精っぽい風体のキャラクターが騒動の遠因を作り、新人・先代・歴代プリキュアを騒動に巻き込み、はからずも窮地に陥れる」
という 春のプリキュア映画のテンプレートの一つを踏襲していました。

まずは
先代・先々代の扱いの希薄さが目立ちました。
変身バンクも名乗りの台詞もやっつけ仕事状態。もちろん最前線の戦士でないにしても 時系列的にまだ「先代・先々代の方が好き」というユーザーもいるでしょうに 声優さんのくせなのか、声優さんの心に闇が潜んでいたのか分かりませんが「いただけない」感満載。
春映画のお約束なのでしょうが もう先輩プリキュアの登場は思い切ってやめて、春映画要員としてキュアエコーひとりを重用してもいいのではないかとすら感じました。

ついで
初出妖精属性のキャラクターのグダグダ加減。
劇中で何度も呼びかけられる“あのキャラ”の名前が非常に耳障りでしたし、彼がミラクルライト職人を目指した背景が分からないから、やっていることが「バイトテロ」と近似に見えてしまう。
もう少し、どのような背景があって「ミラクルライト職人」の道を目指したのか、その辺を丁寧に描いてくれても良かったのではないかと思っています。

ストーリー
記憶に残っていません(笑
ミラクルライト職人の同僚と思しき“彼”が悪事を働いた理由も不鮮明。
とってつけたように「歴代のミラクルライトを作っていた」とされる星(ほし、ですよ(笑))が登場する。
そうなんだ…ミラクルライトってWEAPONだったんですね?
なんだか 地下工場で自分の試作品を目にして愕然とする「大将軍ガルーダ(超電磁ロボ コン・バトラーVの登場人物)」のような心境になりました。

必死になって新人プリキュアを好きになろう、好きになれるエッセンスを見つけようとしていましたが、そもそもそのような心境に追いやる/追いやられる時点で ある意味私には「合わない」可能性が濃厚なのですけれどもね。

センター(ピンクのプリキュア)というのは、毎年
思慮に欠けて脳天気
元気だけが取り柄で
それが却って奏功し、巨悪の意表を突いて逆転劇で勝利を収める、というのがお約束ですが、今年のピンクのバカっぽさ加減は近年例を見ないレベルです。

秋の劇場版でピンクにも「暗い過去、ちょっと重ための運命」がある旨語られるのかも知れません。
けれども「春の映画」をいわば「一学期の通信簿」の判断材料にしている身としては 及第点があげられないレベルです。

勢いで購入してしまった(おそらく1万円くらいは浪費したであろう)グッズを堂々と使えるよう、作り手には奮闘していただきたいです。


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