【郷田ほづみさん還暦お祝い寄稿?】「ボトムズウォッチ ミリタリーモデル」が到着しました
去る7月29日。
勤務を終えて23時過ぎに帰宅しました。
重い(体重ではありません、心境です)身体を引きずって三和土を上がり、廊下の灯りを点けたところ、正面の階段のステップ部分に小さな包みが…
送り主の名前を明確に覚えていたand/or意識していたわけではないのですが、タイミング的にも注文していた“あれ”が届いたのだと瞬時に悟りました。
「ボトムズウォッチ ミリタリーモデル」
装甲騎兵ボトムズ関連のグッズと云うと、いまだにATのフィギュア/模型が主流になっている感が否めないですね。
かくいう私も少年時代に「装甲騎兵ボトムズ」に興味を抱いた最初のファクターはATのデザイン/存在でした。
時代的に「リアルロボット」を主題にしたアニメが幅を利かせていた時期でもありました。
「太陽の牙 ダグラム」に続いて高橋良輔氏が世に放った作品。
特に高校1年生の夏、林間学校を終えた足でレコード店に立ち寄り、手にしたサントラの購入特典となっていたポスターに描かれたスコープドッグの存在感には息をのむほどでした。
しかしながら、時が流れ、ATの模型を造る時間&技能、飾る場所も期待できない“おとな”というカテゴリーの人間になってしまった頃から、“ATという道具”よりも“AT戦闘ではないシーン”に 従前以上に注目するようになり、グッズとして欲しいものもATから離れ始めました。
そういう嗜好は大学1年生の時に入手した「メルキア軍(レッドショルダー)認識票」がすべての始まりだったのかもしれません。
「銀河鉄道999」に置き換えるならば「銀河鉄道フリーパス(地球からアンドロメダまでの定期券)」のような存在…なんといいますか、作品世界を可能な限り追体験するためのアナログな、日常の道具が欲しくなった、ということなのでしょう。
平成3年頃だったと思いますが 吉祥寺で開催されていた ガレージキットメーカー主催のボトムズフェアにお邪魔しました。
会場(店舗)を後にする際にアンケートに回答したのですが、「どんな商品が欲しいか」との設問に「ATのフィギュアのようなものばかりではなく、ボトムズ世界を追体験できるもの、たとえば“実物大のアーマーマグナム”のようなものが欲しい」と回答しました。
私一人の要望が採用されたのか、それとも他にも近似の意見をしたユーザーさんがいたのかはわかりませんが、程なくしてLDボックスの購入特典としてアーマーマグナムを手にすることができました。
以降、キリコになりきりっこな欲望は留まるところを知らなかったものの(笑)、それを満足させる商材にはなかなか出会えずにいました。
そんな私がこの度入手に成功したのがこちら。
実際に(アストラギウス銀河ではなく)ギルガメス星域軍に配属された際に支給されるであろう、ミリタリーウォッチというコンセプトで作られた商品です。
文字盤にATのアニメチックなイラストが入っているとかいうモノではなく、刻まれているのはギルガメス文字(数字)。
昔、SEIKOの職員さんと業務上 お知り合いになったことがあり ギルガメス文字で時間を刻むデジタルウォッチを提案したことがあります。
時代も時代だったのでしょうけれども 結局実現しませんでした。
今回アナログとはいえ私が期待していた「ギルガメス星域で生活するなら、こんなものがあるだろう」な商品を入手することができて大満足です。
着用するか、ただのお飾りとするか(笑) それはこれからの人生と向き合って 決めていこうと思います。
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