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タイガーマスクW(その2)

前回の発信から一週間ほどの時間が経過しました。
また、テレビアニメ「タイガーマスクW」の放送は毎週定期的に行われており、今夜(平成28年10月30日午前)、第5話が放送される予定です。

各話ごとのレビューになるか否かわかりかねますが、本稿では「第一印象」について愚見を披歴して参ります。

「W」の設定を目にした時には「またしても訳が分からない設定」という印象をぬぐえませんでした。

アニメタイガーの世界観を辛うじて踏襲していることは理解できますが 今風の表現をするのであれば「原作(前作)レイプ」に近似な内容なのではないかと感じています。
「タイガーマスク」の続編と云うのは、なぜこうも【初代(アニメの)タイガーマスク】の世界観を歪曲してしまうのか、理解しがたいところがあります。

気になった設定について記述しますね。

★ミスターXが復活★
アニメ第103話「あがく!虎の穴」というエピソードで彼は【間違いなく死んでいます】。半世紀も前の人物(実際には45~47年くらいでしょうか)が、なぜ「あの姿」「あの声」で健在なのか。
もしかすると
「スケバン刑事・麻宮サキ」のように、「あの声」「あの風貌」の人物に虎の穴が【「ミスターX」というコードネーム】を踏襲させているだけなのか。
柴田秀勝氏の声での再登場は歓迎すべきところですが、旧作のミスターXであるなら年齢は甘く見積もって70歳以上。こどもの感性で云えば100歳近いでしょう。
ファンサービスなのかもしれませんが、あまりにも非現実的な扱われ方に困惑しています。

★高岡
春奈は拳太郎の姪★
高岡拳太郎の姪ということは、ちびっこハウスに引き取られていた高岡洋子ちゃんの娘さんということですよね?
まずは…
なぜ洋子ちゃんが登場しないのでしょうか?そして、春奈の母親になっているということは洋子ちゃんは結婚しているはず。
では洋子ちゃんの配偶者は?洋子ちゃん自身は?そしてなぜ「洋子ちゃんの娘」であるにも関わらず苗字が「高岡」なのでしょう?
洋子ちゃんの配偶者を「婿養子」に迎えた?古風な道徳観を抱いている拳太郎がそんなことを認めるでしょうか?
万が一シングルマザーなのだとしたら…妹想いの拳太郎が「配偶者」を無傷で放逐したりするのでしょうか?

一体高岡家の家族はどうなっているのでしょうか?

★ちびっこハウス“OB”の不在★
前稿と主張が被ります。
二世のときも不満でしたが「ある時は視聴者の気持ちを代弁し」「ある時は(直人兄さん=タイガーマスクであることに気付かないじれったさに)視聴者の反感を買っていた」健太くんはどうしているのか?
その他のハウスの子どもたちは?
ヨシ坊は?ガボテンは?チャッピーは?ミクロは?



「今日は生きのいい魚を仕入れてきたんでおすそ分けだよ!」
と半壊しているちびっこハウスのドアをけ破ってくる健太くん
「いつもすまないわね、健太くん…ゲホゲホ…」
と嬉しそうに答える初老のルリ子さん…

そういうホッコリした描写がなぜできないのでしょうか?なぜ描写する気にならないのでしょうか?

これは妄想の域を出ないのですが
不動産会社(ガテン系の企業)の営業回りをしているガボテン
街の裏通りで小料理屋の女将をやっているチャッピー(笑)
のような、成長したちびっこハウスの面々の
姿も見てみたい。

「直人さん、あなたの努力を決して無駄にはしません。必ずこの子たちを幸せにしてみせます」と云っていたルリ子さん、そして子供たちの姿をちょいとでも見せてほしいのです。

★東ナオトなる青年がタイガーマスクになる不自然さ★
当時の視聴者が感情移入してきたちびっこキャラクターを悉くスルーして、得体のしれない若者にタイガーマスクを名乗らせる。
何故拳太郎が「彼をタイガーマスクに抜擢(?)」するに至ったのか、その辺が希薄。

★ルリ子なる名前の看護師★
もうここまで来ると、スタッフは旧作世代を愚弄しているのかと勘繰るくらいです。

若月ルリ
子と関係があってもなくても、収拾しづらい伏線を張ってしまいましたね。

高岡拳太郎の緊張感の無さ★
アニメ「タイガーマスク」第101話「虎の穴の処刑」の内容を知っている「当時の視聴者」にしてみると 別人ではないかと云いたくなるくらいの緊張感の欠如。
最終回に比肩するほどのトラウマ(直人兄さんと馬場先輩ではない)を当時の視聴者に与える凄惨な戦いの末に再起不能に近い傷を心身に負ったのではなかったですか?

「イエロォデビル、イエロォデビル、イエロォデビル!あっはっはっ…お前の眼を、潰してやるぅっ!」

グレートの前になすすべもなく蹂躙され続けた若者の後の姿が、言動が「あれ」ですか?
そして大切な大切な妹の遺伝子を継いでいる姪を虎の穴の「虎口」に送り込む?

あれはどうなんだ?
あの人はどうなっているんだ?

…突っ込みどころが著しく目立ちすぎます。

「プロレスを素材としたアニメ」としては面白いですが、アニメ「タイガーマスク」の続編としては(現時点では)違和感ありありです。

話が逸れますが

新日本プロレスに「タイガーマスクW」が現れたそうですね。
「ああ、またですか」という感じです。

佐山聡氏の格闘センスは天才レベルなのでしょう。少なくとも、佐山タイガーを中学生時代に応援していた“リアル世代”としては、佐山氏を天才と賞賛することにためらいの吐息を漏らすことはありません。
けれども私にとっては「タイガーマスクとはアニメの伊達直人のタイガーマスク」ただ一人です。
故に、今回の“W”の登場も…もう、どうでもよろしい。
中の選手の格闘スキルの巧拙なんて関係ない。「ああ、またこういういう形でタイガーマスクを使うんですね」という感じです。

辛辣な表現も、アニメ「タイガーマスク」と同作品の主人公「伊達直人」を愛し、敬慕しているが故とご理解頂けますと幸いです。

20p1020738

平成13年に購入していたものの、タンスの肥やしになっていたタイガーマスク(アニメ版)のマスクです。
昨年手術して以来、自分の命の長さについては懐疑的に見ております故、いい機会でしたので昨夜、着用してみました。

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