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【ザ★ウルトラマン(その3)】 ウルトラの星

(その2)からお読みいただける方は、こちらの色の変わっているところをクリックしてください。

大人になった今でも
「あなたはウルトラフリークなんですか?それとも特撮フリークなんですか?」と訊いてみたい輩に出会います。

ウルトラQを始祖とするウルトラシリーズ、ウルトラマンに端を発するウルトラマンシリーズ。
それらには「空想特撮」という冠言葉が付与されることが殆どです。ですからアニメーション作品としての「ザウルトラマン」を“なかったことに”したい人たちは、業界関係者にも、ウルトラシリーズ愛好者にもいるのでしょうね。それは、バンダイのウルトラ玩具のラインナップからも推し量ることができます。ほかのウルトラヒーローは、バージョン違いですら玩具になるのに「ザ~」のウルトラマンはオミットされる確率が相対的に高いのです。

でも私は、表現方法が異なるとはいえウルトラ作品だし、ストーリーも珠玉のものがあったと感じます。

特撮ウルトラにあって、アニメウルトラに当初なかったもの。
それが「ウルトラの星」であり「ウルトラ兄弟(主人公のウルトラマンの同族)」でした。
(その1)のタイトルにしましたが、昭和54年当時の特撮ウルトラでは、11人の「ウルトラファミリー」がいました。
ゾフィーからアストラまでの“ウルトラ兄弟世代”で8名
父、母、キングで3名
ウルトラセブン最終回に登場したセブン上司は当時から“いなかったことに”な待遇だったのでノーカウント。
それらを「ウルトラファミリー」と括って11名のウルトラ“マン”がいたわけです。
「ウルトラセブンはウルトラマンのセブンじゃなくて、ウルトラ警備隊の7人目の隊員の意味なんだよ!ウルトラマンセブンじゃなくてウルトラセブンなんだよ!」
かつて声高に力説した時代もありましたが、今となっては、もうどうでもいいかな、なんて思っています。フリークが口を酸っぱくして語っても、理解のない人はアクセプトしないし、なによりも擁護されている本人が、そういう人たちを疎んじているのですから。

さてさて、「ザ~」に登場するウルトラマンは、テレビ番組のお約束で 主役だけに強かったです。しかし、規格外に強いわけではなく、そこそこ苦戦を強いられていました。
その苦戦の第一のピークが…当時のヘビィユーザーの夏休みにやってきました。

諸資料をひも解くと昭和54年8月8日、15日、22日の三週にわたり「これがウルトラの星だ!!」(第1部~第3部)が放送されていたことがわかります。
ウルトラマンの制止を聞かず、無理無理変身して怪獣と戦う道を選ぶヒカリ隊員。変身してしまっては仕方ないとばかりに奮闘するウルトラマン。こういう二つの人格の葛藤が、最終回にもたらす素晴らしさに、当時はまだ気づいていなかった…のかもしれません。

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こちらが「ザ~」に登場するウルトラマン。後にその名前がウルトラマンジョーニアスであることが、本人から語られます。

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科学警備隊のヒカリ超一郎隊員。「このままの姿では、地球にとどまることができない」との申し出を受け入れ、ジョーニアスと一体化した青年です。

危険を感じ、変身をためらっていたウルトラマンですが、変身してしまえば 仕方なくであろうとなんであろうと奮闘するのがウルトラマンの使命。しかしながらウルトラマン自身が懸念した通り、強大な力にかなわず、惨敗を喫し…憑依していたヒカリ隊員も生命の危機にさらされることに。
そこに飛来する巨大な宇宙船… それは「ザ~」のウルトラマンの故郷であるU40から飛来したものであり、中から現れたのは…ウルトラマンの盟友のひとり、エレクでした。

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こちらがエレク。上から順番にウルトラヒューマノイド、人間体。

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エレク同様、U40を守護している戦士の一人、ロト。

ウルトラマンとヒカリ隊員を乗せた宇宙船はU40に到着し、ヒカリ隊員は「いかにもウルトラウルトラした姿」と「人間とたがわぬ姿」の二つを任意に切り替えることのできる種族と対面することになります。

「M78星雲」、「光の国」、「ウルトラの星」、「ウルトラの国」…
特撮ウルトラでは今一つ統一性を書く呼称ですが、アニメウルトラでは「ウルトラの星 U40(ユー・フォーティ)」とタイトに規定されていました。

そこで知らされたのが
U40の住民は古代ウルトラ人が見つけた超物質「ウルトラマインド」の力によって、超人的な力を発揮する「ウルトラヒューマノイド」に変身できるようになったこと。
地球を守護していた「ウルトラマン」の名前は「ジョーニアス」といい、U40最強の戦士であるということ(最強であっても無敵とは謳っていない点に注目)。

ジョーニアスには妹がいること。

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こちらがジョーニアスの妹アミア。マルメ隊員曰く「ウルトラの美人((((ノ´ω`)ノ」


ところで 劇中でジョーニアスは自ら「これからはジョーと呼んでくれ」と発言しています。また、当時の玩具添付の小冊子にも「ジョーと呼んでくれ」的なフレーズが垣間見えます。

昭和54年当時は「サイボーグ009」が新シリーズとしてアニメ放送されており、「あしたのジョー」リメイクの機運も高まっていました。
「ジョーといえば、前髪が垂れていて片目が見えないキャラクター」という印象が強かったですし、ウルトラマンが“あまりにも”地球人じみた「ジョー」という名をを名乗ることに 違和感というか、うすっぺらさを感じました。

円谷プロは、前作と長くブランクがあった際に“久しぶりに登場させるウルトラマン”に対するネーミングセンスが欠落していたんでしょうかね^_^;
「帰ってきたウルトラマン」の主人公のウルトラヒーローは自らを「ウルトラマン」と名乗り、劇中では「初代ウルトラマン」からも「ウルトラマン」と呼ばれ、ウルトラマンの名前のまま、番組を終えました。小学館の学習雑誌や次の作品にあたる「ウルトラマンエース」劇中の表現も加えて、その呼称を列記すると、「新マン」、「新ウルトラマン」、「ウルトラマン二世(爆)」と呼称されていました。
初登場から10年もたってから「ウルトラマンジャック」が公式な名前として規定されたようですが、私はいまだに「帰ってきたウルトラマンのウルトラマン」あるいは「郷ウルトラマン(ごう・うるとらまん~主人公の名前が郷秀樹であったため~)」と呼んでいます。

「帰ってきたウルトラマン」ほどではなかったのですが、「ウルトラマン」、「ウルトラマンジョー」、「ウルトラマンジョーニアス」…と呼称が錯綜する状況に戸惑いは隠せませんでした。ささやかな救いは「ジョー」が愛称であり、本名は「ジョーニアス」であること。
その聞きなれない名前に、神々しさをすら感じながら、物語の推移を見守ることとなりました。


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コメント

┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~(´・ω・`)ショボーンΣ(゚д゚;)[E:boutique再放送]バージョンってCBCテレビと
テレビ愛知やらなかったんですよ懐かしいですね
それではさようならおやすみなさい

投稿: 猫かつお | 2013年10月20日 (日) 17時07分

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