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【ザ★ウルトラマン(その1)】 11人の巨頭を越える存在に…

危機が訪れたとき、【彼】は再び戻ると約束した

そのとき、彼と一体となって平和のために戦うのはだれか?

そう、あるいは

それは 君かもしれない



昭和55年3月26日水曜日、時刻にすると19時25分頃でしょうか、私は蟹江栄司さんの独特の語り口で紡ぎだされるこの言葉に涙目になり、全身を泡立たせ、テレビの前で歓声すらあげてしまいました。

このとき私は小学校6年生。
あと一週間もすれば、その後の成長を見越して大き目、ダブダブに作られた詰襟の学生服に身を包み、新たな学び舎を目指す…そんなときに 私の心を揺さぶったナレーション…

33年を経過した今なお、あの瞬間、その身を震わせた自分を恥じ入ることはないし、私が見届けてきた彼と、彼らの戦いは神々しいものだったと、断言できます。

冒頭の文章は、直前に劇中で営まれた二人の男の会話を受け、視聴者である少年たちに届けられた叱咤のメッセージだった。そう理解しています…否、感じています。

時間をちょっぴり巻き戻して、蟹江さんのナレーターの前の会話を掲載してみましょうか…

「これで、最後ですか!? 僕らはもう、永久に会えないんですか!?」
「いや、宇宙に危機が訪れたとき、私は再び戻ってくるだろう。そして誰かすぐれた若者の身体を借りすことになるだろう」


別れを惜しんでいるのは科学警備隊隊員、ヒカリ超一郎
それに答え、再会を示唆しているのは

ウルトラマンジョーニアス

12番目のウルトラ戦士です。

上記はジョーニアスをウルトラヒーローに置いたアニメーション作品「ザウルトラマン」の最終回「ウルトラの星へ!! 完結編 平和への勝利」で織りなされるやり取りです。
冒頭、【彼】と記した部分が、実際には【ウルトラマンジョーニアス】とナレーションされていました。

昭和53年頃。
明確な時期をとらえることができませんが、私が小学校5年生になるころ、お茶の間ではウルトラマン、ウルトラセブンに代表されるウルトラシリーズ、乃至ウルトラマンシリーズが人気を博していました。
リアルタイムでのテレビ放送は昭和49年のウルトラマンレオを最後に息をひそめていた巨大なヒーローたち。しかしながら、小学館や講談社の児童雑誌を中心に、従前のウルトラヒーローたちが脚光を浴び、玩具や雑貨にも積極的にその姿を現し、テレビの再放送としてもお茶の間の視聴者を楽しませていたのでした。

私は小学校3年生の時、担任教師から虐待を受けていました。
アクロバティックな器械体操を強要され、それができなければ殴られ、罵倒され、衆人環視の中、劣等種とだと晒し者にされたものです。
奇跡的に4年生の担任は石川県からやってきた新人教諭となり、楽しい学校生活が送れると思いきや、学区の整備等により、2学期からは別の教諭が担任となり、またまた窮屈な生活が戻ってきました。

管理教育の影響で、授業中は背筋を伸ばし、ことあるごとに相槌を打つ。
わからないことをわからないと云わなければ、蛇蝎のように叱責される。
担任の気まぐれで、時間割はコロコロと変わり、そのコロコロ変わる時間割を把握せずに忘れ物をしようものなら鉄拳制裁。
時間割の編成が変わるのみならず、時間と時間の合間の休憩時間も与えられず、尿意と格闘する日々…

そんな鬱屈した生活の中、ささやかな楽しみが M78星雲…失礼、地球を離れることX光年の星々から地球を守護するためにやってきた正義の超人、ウルトラマンの活躍をテレビで見ること、だったのです。

当時は駄菓子屋ではカード、メンコ、シールなど、玩具店でもソフビ人形や超合金人形、雑誌でも…(←前述のとおりです。重複するので略します)

そのような中、再放送という形ではなく「ボク達の、ボク達だけのウルトラマンを」の風潮が広がったのではないかと思います。

どこのクラスにも「テレビ情報通」みたいな人がいて、昭和54年4月からスタートする新しい「ウルトラマン」のタイトルを引っ提げてきました。

新しいウルトラマン?新しいウルトラマン番組?の名前は

「ザ・ウルトラマン」…

長くなりそうなので次稿に続けます。

こちら(色が変わっているところ)をクリックすると(その2)に飛んでいきます。

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コメント

ひどい先生たちだったんですね…。そういう仕打ちが当たり前の時代だったんですか?
私も好きな先生ばかりではなかったですが、教師としては尊敬できる方ばかりだったので恵まれていたんだなぁと実感しました。特に中学1、2年の時の担任の先生は私が最も尊敬している方でもあります。
そんな中でのウルトラマンが、救いだったんですね。ウルトラマンがあってくれて、よかったです。

投稿: 蜜柑 | 2013年10月12日 (土) 19時55分

蜜柑さん

お返事が遅れて申し訳ありません。
教師の気まぐれで、殴られ、壁に叩きつけられ、校舎のレリーフにされるなんてことが珍しい時代ではありませんでした。
明け方の4時ころに、新聞配達や牛乳配達のバイクの音がするだけで陰鬱になり、胃腸をおかしくし、12歳になったばかりで胃カメラを飲まされる事態にまで追い詰められました。

今の時代でしたら障害で訴えることができそうなことがまかり通っていた時代でした。

歴代のウルトラヒーローをはじめとする ブラウン管の向こうのヒーローたちが、私の支えでした。

投稿: 八重花桜瑠 | 2013年10月13日 (日) 15時14分

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