« ある求人広告 | トップページ | ガンダム SINGLE HISTORY »

人生がときめく物欲の魔法【加筆訂正】

えと…このような題名で文章を書き進めるべきか、現時点でも迷っています。
ただ、物欲を心の糧としている人間を弾圧するかのごとき風潮に違和感を抱いているのでこのようなタイトルとさせていただきました。

某SNSで「断捨離」という言葉が踊っています。ニュースコーナーで採り上げられている、「片付け&整理&廃棄」のhow to本から引用された言葉のようですね。また私の手元には「人生がときめく片づけの魔法」なる書籍があります。当該書籍の所有者は私の姉です。なぜ私の手元にあるのか? 「片づけろ&捨てろ」という無言の圧力と理解しています。
私はヲタ属性の人間です。幾度となく繰り返していますが「装甲騎兵ボトムズ」「ウルトラセブンやザ☆ウルトラマン(に、代表されるウルトラシリーズ)」「(伊達直人を主人公とするアニメの)タイガーマスク」「快傑ズバット」「(スイート&ハートキャッチ)プリキュア」「ときめきメモリアル2(に登場する八重花桜梨さん)」などが大好きです。模型・フィギュア、ゲーム、トレーディングカード、音楽ソフト、映像ソフト…様々な消費財が私の部屋を飾っており、客観的に見られると「溢れかえっている」状況です。それを見かねて当該書籍を姉が貸してくれたようです。生憎ですが読んでいません。

この手のジャンルの書籍というのは、昨日今日突如として発生したわけではなく、地味な存在ながら、それなりの地位を築いてきたのかもしれません。でも、捨てることがそんなに素晴らしいことなのでしょうか?否、素晴らしいのかもしれませんが、対極に位置する「捨てられない」「モノを買い集めてしまう趣味を持った」人たちは唾棄すべき存在なのでしょうか?

人間の心は千差万別です。日々の暮らしに心が磨り減ったときに、何を以って「明日を強く生き」ようとするのか、も千差万別でいいと思うのです。
私の場合は…広義のアニメグッズ、ヲタグッズを適度な負担の中で買い集めることが「心の糧」であり、明日への動力源となっているのです。

ちょっと気が緩めば、畳の上がグッズで溢れかえります。「部屋を整理しろ」といった主旨の発言をする母親、姉などからの“弾圧”から私の“宝物”を死守するために、かなりエグい口論が繰り広げられます。自慢ではありませんが、平成7年以降 相手の要請に屈したことがありません。理由は…平成7年に…二度と手に入らない宝物を母に(私の留守中に)捨てられたからです。母もそれだけは引け目に感じているらしく、私がその話題を口にすると「捨てろ」「片づけろ」といった発言の勢いがなくなります。

捨てることで、自身の歴史の一部を喪失してしまう
捨てることで当該物品にかけた金銭的な負荷(要は払ったお金)が無駄になってしまう

物品がレアグッズであるか否かは副次的な問題です。自分が手に入れたときのトキメキと喜び…それを捨てることに抵抗を感じているので、住環境が少々窮屈になろうとある意味意固地になってでも捨てないことにしています。

こういうことを記述するのもいかがかと思いますが、母からは「父が死んだら、参列者が我が家に来る。そのときにお前の部屋はみっともなくて見せられない。だからくだらないものを捨て、整理整頓を」といわれています。
論点はシンプルです。整理整頓は首肯しますが、そのために自分の宝物を捨てることが必要条件となるのは首肯しない、ということ。
そしてもう一点。参列者が私の部屋を覗いて苦笑したからといってどうだというのでしょうか?好きなものを捨てて、お部屋をきれいにして「八重さんのところの花桜瑠くんの部屋は綺麗だったね/いやぁ感心感心」という言葉が、いったいどれだけの期間&どれだけ深く 他人(失礼、親戚も含みます)の記憶に刻まれるでしょうか?
そこまで寝起きを共にしていない(親戚としての)家族、他人のために記憶力を使う人がいるのでしょうか?いたとしてもごく僅かでしょう。
私はそんな「世間体」のために 大切なものを手放すなど、噴飯モノのきわみと思っています。

人生には無駄が必要だと思います。と、云うよりも自分が望むと望まぬとに関係なく、幾ばくかの無駄は常についてまわります。社会的な風潮として、「整理する」人は素晴らしい存在と持ち上げられ、そのプロセスの中で物品を潔く捨てることもまたスマートなことだと賛辞を浴びがちです。それが実行できる人は それはそれで評価すべきかもしれませんが「そうしたくない」と思っている人間に対する押し付けがあっては甚だ迷惑です。
特に家庭内で「捨てろ」「捨てない」の営みが展開されている場合、「こういう書物」は「捨てろ」派にとっては錦の御旗になってしまいます。
何を主張するかは勝手ですが、書物という見栄えのいいものに姿を変えて だれ彼構わずその主張を押し付けるのはご遠慮願いたい。
そういう意味での皮肉をこめて、今回のブログタイトルをかくのごときパロディとさせていただきました。

最後に一言皮肉らせていただきたい。
物欲を軽視し、執着を捨てることを美徳としている方たちに… 印税を何にお使いですか?あらゆる物欲の根源となる「おカネ」への執着、勿論お捨てになっているんですよね?震災以降といわず、この世知辛い世の中、経済的に困窮している人は国内に大勢おられますから。

|

« ある求人広告 | トップページ | ガンダム SINGLE HISTORY »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人生がときめく物欲の魔法【加筆訂正】:

« ある求人広告 | トップページ | ガンダム SINGLE HISTORY »