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ブロガー先行試写会

以前にも同様の表現をしたことがあるかもしれません。

アントニオ猪木さんやアニマル浜口さんが好きですが、別に力道山には興味がありません。
ウルトラセブンが好きですが、ゴジラにもウルトラQにも食指は動きません。
アナベル・ガトーが好きですが、一応シャア・アズナブルのせりふの数々は概ね使いこなせます。

ファーストシリーズ/ルーツたる存在/始祖に対するリスペクトの度合いには一貫性がなく、つまるところ 自分が気に入った対象を擁護するために弁舌を逞しくしているだけ。

私はキリコのいない「装甲騎兵ボトムズ」には抵抗を感じます。メロウリンクを見ましたし、確かに面白かった。
ただ「ボトムズ」と言われたときに、メロウもキークもルルシーも頭には浮かび上がりません。
ボトムズといえば、それはキリコのいる世界。

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そんな頑固者の私の視界にちょっとした情報が…

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「ボトムズフェスティバル先行ブロガー試写会のご案内」

本稿作成時点のひびきの高校連絡帳のテンプレートはボトムズのものです。デフォルトでボトムズスタッフブログとリンクが張ってあります。画面右上で踊っていた言葉につられてリンク先へ飛んでみました。
曰く「新世代ボトムズ(Case;IRVINEとボトムズファインダー)をブログでレビューしてほしい」との由。詳細は上記リンクをクリックしてください。

当初、これらの作品の存在が発表されたとき、わたしは抵抗を感じました。ガンダムと異なるボトムズの魅力のひとつに「主人公、サブキャラクターをを変えずに、ユーザーとともに年齢を重ねていく」というものがあるからです。

発表された紙媒体、電子媒体をみるだに、いかにも「今風」といった趣のテイストがにじみ出ていて、好意的には受け止められませんでした。

とはいえ27年前、ボトムズに出会ったときの第一印象も決して好意的なものではなかったので、まずはアプローチしてみようと 当該試写会に応募しました。結果、当選。10月25日の試写会におじゃましてきました。

湘南アクターズさん訪問のときの旅行記的なものではなく 見た感想を書かねばならないですね。

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まずは「Case;IRVINE」
バトリングシーンから始まる導入部分…掴みは上々と思いました。主人公のアービン・レスターは「負け専門の八百長試合」を請け負うバトリング選手。前身はギルガメス星域軍の装甲騎兵(ATパイロット/ボトムズ乗り)という設定。戦場の記憶がトラウマとなり、不適合といわないまでも周囲の環境(具体的には妹)との間に“隠し事(=バトリング選手であること)”を持ちながら生活をしています。
「バトリング会場は戦場だ」と主張するバトリング選手、ベイガンとの戦いで「負けてやった」ために逆恨みされ、街ひとつ壊滅させるような大事件へと発展「させて」しまう、といったおもむき。

いわゆる美形キャラとクールな声優…本家ボトムズと一線を画しているのはこういったポイントでしょうか。
バトリングという世界観は、好き嫌いあろうとも本家ボトムズの世界観に欠かせないエッセンス。そこに軸足を置いた作風であるため 娯楽作品としては十分楽しめましたし、「ボトムズ」だといわれても 一応許容できる範囲だったと思います。

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「ボトムズファインダー」
「はるか深い崖の底にある世界“ボトムズ”」。このフレーズで、ボトムズという言葉が本来とは別の使われ方をしているんだな、ということがわかります。
物語としては、アルトロ(At)操縦技術に長け、曲芸師といわれている主人公のアキが(地理的にも身分的にも上の存在である)トプに憧れ、トプの阿漕な政治家に利用されて要人令嬢の誘拐に加担してしまう、というイントロ。
その後はトプの青年(ビジュアル的には貴族的な兵隊さん、でしょうか…)ディアハルト・グリューニリッヒとともに誘拐された令嬢救出への行程が描かれます。
登場するメカの大部分は、ダイビングビートルへのオマージュをたたえた「似て非なるロボット」でした。
これも娯楽作品としては十分楽しめますが、「ボトムズ」という看板を背負うにはいかがなものなのかな、と思いました。むしろ「ボトムズ」という言葉を用いない、まったくの新作アニメーションとして世に放った方が、色眼鏡で見られなくてよかったのでは、とも思ってしまいました。一言でいうと アルトロを使った「未来少年コナン」といった趣です(あえてジブリ作品とは言いません)。

試写後は「Case;IRVINE」の生地俊祐(おいじ・しゅんすけ)プロデューサー、「ボトムズファインダー」の土屋プロデューサー(土屋氏のファーストネーム不詳)との質疑応答がありました。

昨今の経済状況から鑑み まず確認してみたのが

「続き物であるのか否か」^_^;

結論から言いますと「これで完結/好評ならば次回作を」ということだそうです。映像ソフトとして購入するかどうかといわれると、ちょっぴり二の足を踏んでしまいますが、娯楽作品としては悪くないので今後の世界観の広がりは相応に見てみたいと思います。

そしてもうひとつ気になっていたのが

「広瀬正志さんのキャスティングについて」

フーセン軍医、カン・ユー、ラダァ・ニーヴァ、ワップ… ボトムズ声優のロッチナとも言うべき(え?)広瀬さんが両作品に「いい人」で登場しています。
ご本人のリアクションを伺ってみたのですが 結構芸の幅が広い方との由。「どんなキャラでもおれはうけるぞぉ! 名誉に思うっ!(←カン・ユー風味でお読みください)」といった感じで対応されたそうです(これは質疑応答のコーナーではなく、トイレでご一緒した土屋プロデューサーと“手を洗いながら”聞かせていただいた情報です)

ファーストボトムズを尊重する私としては、100%の歓迎をすることができない部分もありますが、独立アニメ作品としての完成度は非常に高く、十分に楽しめるのではないかと思いました。

Photo

試写室の入り口です^_^;(座席シートくらい撮っておけばよかった(゚m゚*))

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装甲騎兵ボトムズ」カテゴリの記事

コメント

楽しんで来られたようで、良かったですね。

新しい作品2点については、キリコと関係のない話なので、
私としては自発的にみるつもりはないです。気に入らないから見ない、ということでなく、アニメは卒業していて、キリコのボトだけは気になるから見ているという状態だからです。

ボトも若い制作陣が、いい作品を作るための土台になっていくなら、それでよいのではないでしょうか。

投稿: 天然記念物 | 2010年10月26日 (火) 13時19分

天然記念物さん

二つの作品のプロデューサーは、ともに30代。リアルタイムで「装甲騎兵ボトムズ」の洗礼を受けていない世代の方たちでした。
お二人もまた、うるさい親父(?)系のボトヲタが参集していて緊張していたようです。
時として実生活の友人関係の濃淡にまで影響を与えたアニメです。私もまずは本家を見つめることに傾注したいです。

次世代のアニメっこに次世代のボトムズが定着するのであれば それは認めなければならないのでしょうね。

ペールゼン・ファイルズがリリースされた当時、アンケートはがきをリターンしてきたユーザーの主年齢層は39歳。幻影篇のアンケートはがきのそれは41歳だそうです…作品に喰らいついている世代が卒業せずに喰らいついている作品というのはある意味凄いと思います。

投稿: 八重花桜瑠 | 2010年10月26日 (火) 13時32分

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