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利いたふうな口をきくな!

ニュースより。
「なぜ女性は二次元萌えを敬遠するのか」
リンクはこちらをクリックしてください。

画像も貼っておきます。

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で、記事の中に二人の女性の発言が記載されています。仮名でね。

「偏見かもしれないけど、二次元に恋してる男性って、『支配欲を満たしてる』ってイメージがある。だから、もし自分の彼氏がハマったら、『生身の女である私に問題があるんだ』と深く反省すると思う」
(文中より抜粋)

はい、偏見です。「生身の女である私に問題があるんだ」と深く反省するのではなく、偏見を持った発言をしていることを反省してください。そして貴女の発言を紹介するに当たり、ライターである「栗頭渋子」なる人物は貴女を「契約社員」と、穿った見方をすると偏見に満ちた表現をして紹介していることを申し添えます。
ユーザーは「支配欲を満たしている」のではなく、痛みを伴ったプロセスの結果勝ち得た果実(ポル・ポタリア)に「支配されている」んです。
誤解を恐れずに言うならば、ユーザーは、自身にとって都合のいいアプローチをしてくる二次元キャラクターに、心身の幾ばくかを支配されて、それを歓迎しています。
ユーザーは「支配される」ことを夢見てゲームをプレイします。ゴールにたどり着くまでに、血の滲むような努力をしてコントローラを駆使するのです。その報酬として二次元キャラの甘い愛の囁きに耳を傾け、陽だまりのような笑顔を瞼に焼き付けることに、なんら恥じ入ることはありません。
「そんなのは、プログラミングされたものだし、攻略本を読めばなんとでもなる」といった指摘があるかもしれません。
学業の試験を突破するために、往々にして参考書を道しるべとすることがあります。参考書を読んで試験をクリアし、その結果何らかの報酬を得たからと言って、非難される筋合いはないですよね。それと同じです。参考文献は参考文献。最終的には、コントローラを手にした人間の熱意の賜物です。
プログラミングされたものだから、という発想にも疑問符をなげたく存じます。
元来人間の思考というものも、幼少期からの人生経験の積み重ねに裏打ちされて、つまり広義のプログラミングがなされ、形成されているものだと考えます。また、実存の真偽は定かではありませんが、我々人間が神乃至仏と称している超絶的な存在によって生み出され、サブコンシャスネス領域をそれらに支配されているのであれば、これもプログラミングであると解釈でき、非難の対象とはなりません。

「『私だけじゃ物足りないのかな?』と不安になると思う。彼女がいるのに、擬似恋愛をしにキャバクラや風俗に通う男性と基本的には同じですよね」
(文中より抜粋)

基本的に同じ?何を根拠にそう決め付けるのでしょうか?基本的でないところはどう違うのでしょうか?
キャバクラ、風俗嬢と二次元キャラを同一視する発想に「物足りなさ」を感じますし、夜の世界で懸命に働く彼女らに偏見を持つことにも「物足りなさ」を感じます。
彼女らは世間から色眼鏡で見られることがあっても、懸命に 文字通り身体をはって人生を切り拓き、対価の授受を介してユーザーに癒しを提供しているのであり、30歳や33歳で人生がわかったような物言いをしている人たちよりもバイタリティに溢れています。
利いたふうな口をきかないで下さい。

ちょっと彼に出張ってもらいましょうか?
直江兼続さん、出番です!

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「どうせハマるなら、せめてアイドルとかにしてほしい。二次元キャラが相手だと、戦いようがないですもん」
(文中より抜粋)

あはは…面白い物言いですね。アイドルとどうやって戦うのか拝見したいです。
かつて、ゲーム「ときめきメモリアル」のヒロイン、藤崎詩織嬢が「バーチャルアイドル」として脚光を浴びた時期がありました。その際の男性誌の寸評は「ゲームキャラクターであろうと生身のアイドルであろうと(空想・妄想を満たすために)創り出された存在であることに かわりはない」といったものでした。当該雑誌にとって「生身のアイドル」が大切な商材であるにも関わらず、彼女らの不興を買うような発言をしたライターの気概に感服しました。

これ以上 言葉尻をとりあげて反論ばかりしていても仕方がありませんね。

当該ニュース記事に対する反論乃至自説への結論とは程遠いのですが、私なりの見解は次の通りです。
素の人間であろうと、生身のアイドルさんであろうと、二次元キャラであろうと 高次の意思が生み出したプログラム的な要素を包含していることは否めない。
“プログラマー”が「信仰」なのか、「人生経験」なのか、「俗世的な欲望によるもの」なのかの違いはあっても大きな差異はなく、いずれも近似値である(ヨラン・ペールゼン)と思います。“彼ら/彼女たち”が供出してくれる癒しを甘受し、創出してくれた存在に感謝する気持ちを幾ばくかでも持っていれば、我々自身はなんら恥じ入ることなく、周囲から困惑されることも基本的にはあってはならないのだと思います。

男性の総意ではありませんが、私が小首を傾げる風潮があります。
「強行軍で観光地を巡るだけのパックツアーを利用して海外旅行に出かけ、現地の文化の洗礼を受けるでもなく、ブランド品を買いあさる神経がわからない」
記事文中で発言した淑女の方々乃至ライターが、どんな内容の説明をしていただけるのか、おおいに興味のあるところです。

私は二次元萌えを敬遠する女性を敬遠します。

ばい・ざ・うぇい
文中、「男/男子/男性」と言わず、ユーザーという言葉を使いました。
昨今の二次元萌え文化を支える存在として 「歴女」と称される、見目麗しい戦国武将に心を奪われる大和撫子、「腐女子」と呼ばれ、サブカル文化の一翼を担ってくれている乙女たちを軽視することはできません。
本稿は彼女たちの存在を都合よく隠蔽し、男性のみを槍玉に挙げて記述したライターに対するささやかな意趣返しとご理解ください。

最近注目されることの多い/似非インテリに嘲笑されることの多いラブプラス廃人、大いに結構です。ゲームの魅力を、二次元キャラの魅力を満喫してください。私はプレイしたことがないのですが、経済的に余裕がでたら体験し、躊躇なく廃人の仲間入りをしてみたいゲームソフトの一つです。過日、八重花桜梨さんのフィギュアをゲットし、まだ「ときめきメモリアル2萌え(壊れ)」状態ですので確約はしませんけど。

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コメント

二次元に恋する……といっても、人それぞれですよね。

私は、熱烈にキリコを愛してはいますが、いじりたくないし、ありのまま理解したい。彼を愛するゆえにフィアナに感情移入をしてしまう……自分のような愛好のしかたは、いわゆる腐女子ではないでしょうが、「気持ち悪い」方に分類されるんでしょう。高橋監督の描こうとしている一人の人間に興味があるので、変な感情をもっているとも思いません。

だいたい、彼氏が愛好しているものと戦わなくてはならない彼女というのもよくわからない……二次元であろうと、アイドルであろうと、負けてるってことは、しょせんそういうことなのでは??

投稿: 朱鷺 | 2010年5月 5日 (水) 16時31分

朱鷺さん

私がキリコを広義の“ヒーロー”と称するときがあります。
雲の上の存在/英雄
保護者/守護者
指導者
年長者(従兄・兄・先輩)
友人
キリコはいずれにも分類できません。
それは最近私が吐露する「見届けたい」というフレーズにも裏打ちされています。「応援したい/勇気を貰いたい」ではなく「見届けたい」。キリコの特異な魅力を裏付けているのかな?私の晩年、キリコをどのように遇するのか、自分自身見当がつかず、興味深く感じています。

本題の方ですが「二次元キャラに心奪われている男性」を侮蔑して、自身の優位性を確認するつもりで、図らずも同じ土俵に乗ることのない「二次元キャラ」に嫉妬しているのでしょう。異質な文化・心理状態を理解するのではなく、一足飛びに相手男性を侮蔑する女性を私は躊躇なく侮蔑しますよ。

実話です。
「飲み会の席で、仮面ライダーの変身ポーズをするような社員研修担当者の講義は受けたくない」
変身ポーズをとったのは私。
上司に当該苦情メールを送ったのは女性社員(新入社員)でした。
げに世の中には狭量な女性が多いことで(^^ゞ

投稿: 八重花桜瑠 | 2010年5月 5日 (水) 17時36分

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