« アベル・ガンス監督作品「ナポレオン」 | トップページ | 教会に行ってみました »

デキレース、でしょうか?

こんな企画があったんですね。

【働きビト】上司にしたい偉人1位に「坂本龍馬」先見の明と行動力はまさに鏡
記事についてはこちらをクリックしてください。

うーん、ツッコミどころはきりがないのですが…
戦国&幕末系に偏っている
ミリタリー系(武士、侍、幕府…)に偏っている
全て国産…

昔「魁!!男塾」という劇画に登場する「鬼ヒゲ」という教官が「自動車も女も国産が一番!(本人談)」と喚き散らしていましたが、これだけ国産に偏っていると苦笑を通り越して背筋が寒くなりますよね。
武官(軍人、侍、武士…)を上司にしたがっているだけでも危険です。なぜ経済貢献をした人や文化人、社会福祉の充実に尽力した人に目がいかないのか疑問です。

かく言う私も「舶来品」の偉人さんの功績を全て知っているわけではないので 明確な例示はできません。

明確でなく、ぼんやりとした例示としてはエマニュエル・ド・グルーシーを推挙します(^^ゞ
ナポレオン、という例示を期待した方、申し訳ありません。

ワーテルローの戦いでの敗因となった、愚直なダメ元帥をなぜ推挙するのか。
命令を墨守して、プロイセンの追撃にも、本隊の援軍にもなり得なかった貴重な戦力を指揮していた責任者。
そんな彼の「ナポレオンが敗走した後、配下の兵士を無傷でパリに進軍させた」点のみを評価しています。
つまり、リスクを未然に防ぐことに失敗はしたものの、その後の機転で部下を傷つけることなく、事後処理(パリ防衛)に安全に転用した手腕こそ、先行き不透明な時代には求められるスキルだと思うのです。

閑話休題
坂本龍馬が第一位に輝いたのは、大河ドラマ人気…というより福山雅治人気の証左でしょう。
回答を求められたサンプルは、こう答える権利がありますし、集計を取った方も、こういう結果を期待していたでしょうし、こう発表する権利を有しています。
今年も間もなく半分を消化します。
残る半年。大河ドラマの終焉にあたり、福山龍馬さんがいかように描かれるのか、どんな結末を迎えるのか…
どこかのMr.Prime Ministerが「今になって抑止力としての海兵隊の存在意義を勉強しました」と口にしたのと同様に、年末に「今になって龍馬さんの真の姿を勉強しました」となりませんように。

因みに私は大河ドラマ「龍馬伝」。努めてみています。龍馬さんを知らないので。

|

« アベル・ガンス監督作品「ナポレオン」 | トップページ | 教会に行ってみました »

ニュース」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

私は、仕事柄、大河ドラマに振り回された時があり、正直、うんざりしています。ドラマは、表現したい人が表現したいものを表現するもの。また、当然、需要を考慮にいれています。それはそれ、歴史は別物です。「歴史はロマンだ!!」と言いますが、「歴史は現実の連続」なんです。

だいたい「偉人」って概念自体が、前近代的!
誰を「偉人」とするかなんて、すごく難しいはずなのに。特に政治家と軍人は。

投稿: 朱鷺 | 2010年5月 9日 (日) 16時33分

朱鷺さん

明確なポリシーを持たないまでも、自分が体感できない部分で周囲が特定の(しかも過去の)人物を盛り上げているということには違和感を感じます。

「新選組!」や「天地人」をみて、背後に見え隠れする歴史上の人物に興味はわきます。

「死人にくちなし」。
地域振興の目的で、畜人鬼のような人物を英雄に描き替えた「歴史」も皆無ではないでしょう。

最近私が口にしなくなった言葉は「尊敬している」。

友人が「八重はナポレオンを尊敬している」と指摘することがありますが、ヨーロッパの体制を震撼させた戦争マニアに100%の尊敬なんて持ちません。
都合のいいときに都合のいいフレーズで自身を鼓舞しているだけです。そう書いてしまうと味気ないのですけれど…

投稿: 八重花桜瑠 | 2010年5月 9日 (日) 17時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: デキレース、でしょうか?:

« アベル・ガンス監督作品「ナポレオン」 | トップページ | 教会に行ってみました »