« さらばリターンエース~愛の戦士たち~ | トップページ | 有能の士はどんな足枷をはめられていようとも飛躍する »

私だけの十字架

肌寒い中にも、春の息吹が感じられる今日この頃。
この数日は中学校時代の初恋であったり、中学校時代の先輩であったり、懐かしい方々を思い出しました。

私はクラブ活動でアニメを作っていたのですが、基本的に文化祭が射程距離に入る「春~夏休み半ば」、「文化祭終了後~年度の終わり」までは殆ど帰宅部でした。

こんなフラフラした私を、○子さんはよくぞ愛してくれたな、と感謝しています。

で、夕方の4時以降の2~3時間、テレビドラマやアニメの再放送をよく見ていました。

とても印象的だったのは「特捜最前線」。少年たちの間では、刑事ドラマのメジャーリーガーと言えば「太陽にほえろ!」でした。
でも、相対的に重苦しいストーリー展開をする「特捜最前線」の方が私には合っていました。
その魅力の一つに、登場した俳優陣の内訳も挙げられます。
課長だった神代警視正を演じた二谷秀明氏を筆頭に、過日亡くなった夏夕介さんまで含めて特撮ヒーロー番組の経験者が名を連ねていました。

また脚本家の長坂秀佳(「ながさか・しゅうけい」とお読みするそうです)さんが描き出した重厚なドラマにも唸らされました。

ストーリーを明確に憶えている訳ではないのですが、「自分が守らなければいけない人から恨まれる。それでも守らなければいけない」「命を賭けて、命なり、社会的地位なりを守った相手から、社会的に貶められる」といった、人間関係の「やりきれなさ」を上手に表現されていたと思います。

夕刻、おやつを食べて、番組の締めに立ち会う。
画面には夕日が大きく映し出され、ギターの旋律が走る…。

「私だけの十字架(歌:ファウスト・チリアーノ)」

スローテンポで画面越しに聞こえる寂しそうな歌詞、都市(おそらく東京でしょう)を上空から撮影した風景を、スローテンポで流していく…。
劇中では犯罪者(容疑者・被疑者)がつかまり、広義のハッピーエンドを迎えているはずなのに、どこか、苦々しい余韻を残して番組が終わる。未熟な少年なりに、世の中は清流のようには営まれないんだな、と感じていた時代でした。

この数日「特捜戦隊デカレンジャー」関係者の話題に触れていたので、刑事ドラマに思考がシフトしたようです。

「私だけの十字架」はゆうつべでもチェックできますので、よろしければチェックしてみてください。

因みに
私が長坂先生の脚本に注目したのは…

「快傑ズバット」でした。
用心棒対決の荒唐無稽さやズバットスーツ着用後のツッコミが先行しがちな作品ですが、そういう光の部分でない、日陰の部分で長坂脚本は燻し銀の魅力を放っています。

|

« さらばリターンエース~愛の戦士たち~ | トップページ | 有能の士はどんな足枷をはめられていようとも飛躍する »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

心に残る歌/音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 私だけの十字架:

« さらばリターンエース~愛の戦士たち~ | トップページ | 有能の士はどんな足枷をはめられていようとも飛躍する »