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囚われのお姫様

最近こそ、足が遠のいていますが、近所(首都圏)の美術館には、それなりに足を運んでいました。
ルーベンス、レンブラント…大きなくくりで「印象派」とか。

小学校四年で 絵画と写真の区別がつかず、自宅付近の画廊に貼ってあったナポレオンのポスターに食い入るように視線を送ったのが 初めての美術体験だったような気がします。

以降、どちらかというと西洋美術に興味を持ち、光と影を巧みに使った作品などに出会って、心打たれることがあります。

拙宅にはかつて「ナポレオンのアルプス越え」のパズルが飾ってありました。ナポレオンがグラン=サン・ベルナール峠を越えるときに(事実と異なる)白馬にまたがって周囲を叱咤激励するシーンです。
西洋美術には神話を題材にした作品もありますね。

以前から私の意識の中に見え隠れする題材があります。

Photo
これは、「繋がれたアンドロメダ姫を解放するペルセウス」を題材にした作品の一つ。

エチオペアの王妃カシオペアが、「自分の娘アンドロメダは、海のニンフ達より美しい」 と自慢した為に、海神ポセイドンの怒りをさそい、その結果、アンドロメダを海の怪獣に捧げざるを得なくなった。
海辺の岩に鎖で繋がれたアンドロメダを怪獣が餌食にする。
そこに、メデューサを退治したペルセウスが、直接見ると石になってしまうというメデューサの顔を持って現れる。 アンドロメダを妻にするという条件で、ペルセウスは怪獣と戦う。
メデューサの顔を向けて、怪獣を石にしてしまい、アンドロメダを救出するというテーマを絵にしたものです。

怪獣に生贄として差し出される娘/それを救い出す英雄

類似のテーマの作品として「アンジェリカを救出するルッジェーロ」という作品があります。
「囚われのお姫様」的なコンセプトの絵としてはじめて遭遇したのはこちらの絵なのですが、アンジェリカが白目を剥いたりしていて…この年齢になってもちょっぴり怖いので、本稿では紹介を控えさせていただきます。

乙女と英雄/少年と女傑…立場が逆転した描写でも ぐっとくるのは洋の東西を問わず同じなのかもしれません。現実ではない、と解っていても追体験してみたくなる。
昨今のアニメでも類似のコンセプトは散見されます。

と、いうわけで…そろそろ「桜」の話題にも触れようかな、と思っています。

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コメント

日本ではスサノオノミコトとクシナダヒメでしょうか。

洋の東西を問わず、男性には、強いものから美女を獲得するということへの願望があるのかもしれませんね。
女性は女性で、現実世界からどこかへ連れ出してくれる「白馬の王子様」を待っている。古いかもしれませんが。

キリコとフィアナを見てても、この二人はそういう願望があるんじゃないかなと思っちゃいます。フィアナはかよわいお姫様ではないんですけど、そんな感じがします。

投稿: 朱鷺 | 2010年2月 8日 (月) 18時20分

朱鷺さん

確かにフィアナには「囚われのお姫様」のイメージがあります。
弱いお姫様ではないですが、付きまとっている男が強すぎて、互角以上の力を持ったナイトの出現に頼らざるを得ないのでしょう。

鎖で繋がれたお姫様に襲い掛かるモンスター
ヂヂリウムの呪縛から逃れられないフィアナに襲い掛かる青い海亀(ではなくスッポン)
根底に流れているものは同種のもののようです。

投稿: 八重花桜瑠 | 2010年2月 8日 (月) 20時42分

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