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君はス・テ・キ

既出、件名「天使の絵の具」にて。
当時の友人がアニソンのみならず、一般的な音楽をオムニバスにダビングしたテープをくれた、という話題に触れました。

全てをおぼえていませんが、勿論 印象に残っている歌もありました。

高校二年。乱暴な言い方をすると、高校生活の中で最もモラトリアム的な意味合いの強い「季節」

あれから26年。

今の自分は「究極のモラトリアム」にいるのかもしれません。
居を違(たが)えるに当たり、様々なものを整理してきた、ということについても触れてました。

思い出の品…小学校三年のときに手に入れた「ガチャガチャの景品」なんてのも残っていました。
そういう思い出の品々に手を触れる。

おやつに作って貰ったチーズオムレツ。食べ過ぎとストレスで太ってしまい、小学校五年の頃のジーパンが、スリム体型になった中学二年まで着用できたっけ。

アオレンジャーのキーカード(既出)
ガールフレンドからのラブレター(ナイショ)

それぞれを手にし、慈しみ、出来ることならあの時代に戻りたい、と願う愚かな自分。

あの時代には「あの時代の自分」がいて、未来の自分を排除するに決まっている。
今、私の前に「オレが未来からやってきた花桜瑠だ」と名乗る男がいれば、やはり排除するでしょうに。

記憶力は好い方です。だから 一つの品物から、様々な出来事を思い出してしまいます。

過去の方が楽に決まっている。事態がどのように展開するのかわかっているのですから。
修正だってできるかも。

それは叶わないし、過去を追体験しているつもりでも 同じ感覚で再体験は出来ない。

友人から貰ったカセットテープの中に、曲名の判らない、とても優しい印象の歌が入っていました。

おとなの古いおとき話は色あせたアルバムのようなもの
あのときのトキメキを
確かに思い出せるけど 今はもう感じることはできない

どうしても気になって、友人に問い質したら
「アレ、アニソンだぞ」


銀河漂流バイファムというアニメの挿入歌「君はス・テ・キ(歌:ムーヴ(白鳥座))」

バイファムは…見ていました。
ボトムズを見終えて…しばし余韻に浸ってからチャンネルをTBSに変えていた。

バイファムのプラモデルは作りませんでした。
敵役のシド・ミューラァというキャラが駆っていた「デュラッへ」というメカの模型は買ったものの、作らずじまい。

失礼ですが、ボトムズ、マクロス、ダンバインほどのインパクトが(私には)ありませんでした。

ただこの歌については、とても記憶に残っています。

記憶力が好いことを自負していた自分。
「いつになっても、思い出すことも感じることもできるさ」
と、タカを括っていた時代。

今となってはなかなか「感じること」が出来なくなりました。

半年前の別離の痛みさえ、時の流れが冷たく風化させてしまう。それが人間の営みならば仕方ない。
開き直って、過去のしがらみへの気配りも最小限に留めましょう。
そういう気持ちで、星語りを続けます。

過去に苦しんで、未来が拓けないのは、本末転倒を通り越して滑稽でしょうから。

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コメント

逃げることは必ずしもいけないことではないと思いますよ。過去の思い出に浸って、自分を治癒できるなら、それはそれで自分に認めてあげてもいいのではないでしょうか。それですべてが解決するわけでないことをわかっているのですから、大丈夫。

でも、キリコのようにフィアナのカプセルを追い続けて生きようとはしないでね。

投稿: 朱鷺 | 2010年1月10日 (日) 17時11分

朱鷺さん

ありがとうございます。なんだか救われた気持ちです。

歴代の変身ヒーローは、軒並み「振り向くな」「未来へ」「無限の彼方へ」といった気構えを奨励しますよね。

意外にも復讐という形で過去を引きずっているのは快傑ズバットだったりします。

過去の成功で今の自分を肯定することが出来るのであれば、思い出に浸るのもいいですね。

大丈夫、カプセルに入れるほどのステキな/大切な出逢いにはまだ恵まれていませんから(^^♪

投稿: 八重花桜瑠 | 2010年1月10日 (日) 17時37分

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